セニョール・ココナッツによるラテンミュージックによるYMOのカバーアルバム「プレイズYMO」を聞いてみました。
セニョール・ココナッツについて私はほとんど知識がありません。アマゾンによると南米チリを拠点に活動するエレクトロニック・ラテン・バンドで以前にはクラフトワーク、ディープ・パープル、マイケル・ジャクソンのカバーをやっていたそうだ。
ラテンによる日本のテクノの元祖YMOのカバーというのが素晴らしい。コペルニクス的発想の転換というかコロンブスの卵というか、どう考えてもラテンとテクノは水と油という感じがするのですが、ところがどっこいこれが大成功しているのですよ!YMOのカバー、トリュビュート、リミックスという企画はけっこうあるのですが、やはりテクノ系のミュージシャンがやっているのものが多く、音やアレンジの流行、テクノロジーの進歩による違いは感じられるのですが、それ以上の驚きみたいなものを感じたことが私はありませんでした。
中期YMOの「音楽の計画」、「ジャム」といったところを取り上げていて、テクノ以外になりそうになさそうな曲が絶妙にラテンになっているところが特に凄いし、素晴らしいと思いました。もちろん「ライディーン」や「ビハインドザマスク」(エリック・クラプトンもカバーしてた)「東風」といったお馴染みの曲もやっています。「音楽」は日本語で歌われています。
そう言えば、レッド・ツェッペリンをレゲエでボーカルはエルビス風でカバーしていたドレッド・ツェッペリンというバンドもいましたなぁ。
プレイズ・ワイエムオー(初回限定生産)