ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』を見た

東京都現代美術館の『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』を見に行って来ました。

巨神兵東京に現る』という短編映画が話題になっていたのと、週刊文春で取り上げられていたのを見て、面白そうだったので行ってみました。

東京都現代美術館半蔵門線清澄白河駅から歩いて10分ちょっとかかりました。日曜日に行ったせいなのか、美術館につくとチケットを買うのに約10分待ち、展覧会に入場するのに約45分待ちという表示が見え、大変な混雑でした。

東宝特撮映画、円谷プロの特撮テレビ番組で使われたミニチュアがこれでもかと言うくらい集められ展示されていました。ゴジラウルトラマンといった有名どころはちろんですが、マイティージャック、ジェットジャガーのミニチュアやウルトラマンキングのマスクといったちょっとマイナーな作品やキャラに関するものまで展示されていました。

ウルトラシリーズの防衛組織の飛行機のミニチュアを集めて展示したコーナーにはもちろんマットジャイロが展示されていました。「オスプレイ!」と言っている人も本当にいました。

スペクトルマンシルバー仮面ライオン丸電人ザボーガーのマスクが展示されていのにも驚きました。スペクトルマンの説明にはもちろん『宇宙猿人ゴリ』との表記もあり、「『宇宙猿人ゴリ』ってなんだよ!」とツッコんでいる人がいました。

後でこの展覧会の公式ページを見たら特別協力にピー・プロダクションの名前がありました。エヴァンゲリオンの音楽を担当している鷺巣詩郎の父はピー・プロダクションの社長だった「うしおそうじ」です。

短編特撮映画『巨神兵東京に現る』は樋口真嗣特技監督としての腕が存分に発揮されていました。突然、現代の東京に現れた巨神兵が東京を焼き尽くすだけの5分くらいの映画なんですが、東京が破壊尽くされていく映像は特撮ならではのケレン味があって良かったですね。芝の増上寺の門越しに東京タワーが崩れていくシーンが特に印象に残りました。ナレーションは林原めぐみでした。最近では林原めぐみの声を聞くとフジテレビの『NONFIX』を思い出します。

「特撮美術倉庫」のコーナーでは古びた納屋のようなセットに特撮で使われた戦車や飛行機を中心としたミニチュアが無造作に展示されていました。天井からB-29のミニチュアが吊るされていたり、戦車や列車のミニチュアがいい味出していました。

最後の「感謝」のコーナーでは庵野秀明が編集した東宝大映円谷プロの名場面の映像が流れていました。編集、音楽が素晴らしく全部見てしまいました。東宝のパートで『怪獣大戦争マーチ』がかかるところや、円谷プロのパートで『帰ってきたウルトラマン』の曲がかかるところが凄くよかったですね。

円谷プロのパートで出てくる怪獣の名前を叫んでいる大きいお友達がいたのもなんだか微笑ましい感じでした。カラーになったケムール人も走っていました。

特撮スタジオショップでは図録、写真集、巨神兵のフィギュアやDVDガチャポンが「これでもか」という感じで売っていました。巨神兵のフィギュアはお一人様3個まででした。レッドバロンのDVDは売っていましたがマッハバロンのDVDは売っていませんでした。私は巨神兵円谷プロのクリアファイルを1枚ずつで740円使いました。レジに並んでいる他の人達は5000円、10000円あたりまという感じで図版やフィギュアを買っていました。

最近の展覧会では有料音声ガイドが当たり前みたいで、この展覧会でも音声ガイドがあり、テム・レイ冬月コウゾウでお馴染みの清川元夢がナレーションをやってみたいでした。列がけっこう長かったのと500円かかるのでやめたのですが、ちょっともったいないことをしたような気分になりました。清川元夢はこの展覧会のCMのナレーションもやっていました。CMは『帰ってきたウルトラマン』の次回予告のパロディになっています。最後に名古屋章みたいに「みんなで見よう!」と言って欲しかった。

常設展の方ももちろん見てきました。アンディ・ウォーホルの『マリリン・モンロー』、ロイ・リキテンスタインの『ヘア・リボンの少女』がありました。新収蔵品展には奈良美智の作品がありました。地下1階にベーカリーが併設されたレストランがあるためか、常設展の展示室には焼きたてのパン香りがしていました。

画像