ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

大阪くらしの今昔館に行ってみた

競馬の宝塚記念の前日に大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」にいってみした。 大阪の博物館を検索したら大阪市の博物館、美術館を紹介するページがあり、江戸・東京博物館のような感じで面白そうだったので行ってみました。 最寄りの駅は地下鉄谷町線堺筋線、阪急線「天神橋筋六丁目」ですが、切符の関係でJR大阪環状線天神駅から行ってみました。大阪くらしの今昔館のサイトの案内どおり7分程度で着きました。住まい情報センタービルの8階から10階が大阪くらしの今昔館というちょっと変則的な感じでした。住まい情報センタービルの他のフロアは大阪の賃貸住宅の情報や住宅に関する相談、セミナー、イベントを行う施設が入っているようでした。 エントラスは8階ですが、一気にエスカレーターで10階まで上がり、10階から8階に降りていくという順路になっていました。 9階がこのミュージアムの目玉である江戸時代の大坂の街なみを再現した映画やドラマのセットのような展示となっています。商店や長屋が再現されていいて、実際に家屋の中の畳の上にあがることもできます。カメラによる撮影も自由でした。長屋のセットは熊さん八つぁん、ご隠居が出てきそうな雰囲気があります。台所には当然「竃(へっつい)」がありました。風呂屋には二階に続く階段がありました。 10階は9階を見下ろす展望フロアになっていました。このフロアでは人間国宝桂米朝さんの音声解説が聞くことができます。 土曜日だったのでけっこう混雑していて、浴衣姿の若い女性がいっぱいました。喋っている言葉を聞いてみると中国からの観光客ようでした。浴衣は団体向けのサービスなんでしょうか? 8階は明治、大正、昭和にかけての大阪の街の変化がミニチュア展示されていました。明治の文明開化の様子をカラクリ錦絵で表現する展示の音声解説はオッペケペー節でやっていたところが良かったです。余談ですがオッペケペー節と言うと川上音二郎とその妻で日本の女優第一号である川上貞奴を描いた『春の波涛』という大河ドラマが昔ありました。川上音二郎中村雅俊川上貞奴松坂慶子が演じていました。 戦後の高度成長期の『三丁目の夕日』的な理髪店や庶民の暮らしのミニチュアも面白いのですが、古い雑誌『月刊平凡』が展示されていたのが面白かったですね。おそらく昭和30年代のものだと思います。中は読むことはできませんが表紙と見出しだけでもけっこう楽しめます。美空ひばりが表紙の『月刊平凡』には「オールスター住所禄」とい見出しに目が言ってしまいました。この住所録はどの程度の情報が載っていたのでしょうか?今だったら絶対にありえない企画ですね。表紙には付録についての情報もあり、「スター・ブロマイド」、「プロ野球選手名鑑」、「大相撲名鑑」に混じって「若い人のセックス」、「あなたの結婚手帳」、「新しい医学」といった付録もありました。 雪村いづみの表紙の『明星』も展示されていて特集は「若尾文子グラフ」となっていました。2015年6月号の『キネマ旬報』の特集も表紙も若尾文子です。表紙の若い時の若尾文子上戸彩みたいです。そう言えばソフトバンクのCMでは若尾文子上戸彩は祖母と孫という設定でした。 混んでいて9階でゆっくりすることができなかったのが少し残念でしたが、楽しめました。8階の展示が大阪万博くらいまで扱っていたらモアベターかなと思いました。
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