ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

『闇金ウシジマくん 2 』を読んだ

闇金ウシジマくん』の2巻を読んでみました。 話のテンポがぐっと遅くなった感じがします。1巻目はほとんどのエピソードが1話完結、長くても2話という流れだったのに対して、2巻は「ヤンキーくん」と「ヤンキーくんPart.2」の2つのエピソードのみ、しかも「ヤンキーくんPart.2」は次の巻にも続いている。 「ヤンキーくん」は未成年で学校も仕事もしていないヤンキーのマサルの話。暴走族である愛沢のバイクを仲間と盗み、誤ってバイクを壊してしまいます。結局、マサルは愛沢に捕まり、金属バットで殴られ、ウシジマくんのところに連れて行かれます。色々あってマサルはカウカウファイナンスの社員になり、ウシジマくんのもとで働くことになります。 最初のうちは真面目に働いていたマサルも仲間や後輩と豪遊を繰り返すうちに、金が足らなくなり、ウシジマくんから学んだノウハウや会社の顧客情報を使ってこっそりと自分で商売を始めます。 マサルの話はそれなりにテンポもいいのでそれなりに面白いものがあります。マサルの家は母子家庭で母親がカウカウファイナンスから金を借りていて、カウカウファイナンスマサルと母親が出くわす(ウシジマくんが仕組んだ事ですが)シーンや、マサルと母親の荒れた暮らしぶりも味わい深いものがあったりします。 「ヤンキーくんPart.2」は愛沢がヤクザに金を要求されて、マサルを襲って金を奪おうとして失敗したりウロウロしたりする話になっています。愛沢がメインになる話はホントにウロウロして話がなかなか先に進みません。しかも、1巻を通して同じようなキャラクターの話を延々と続くのもかなり退屈な感じがします。 愛沢がウロウロしている間にウシジマくんはヤクザに呼び出され、金を要求されていたりします。若いヤクザにウシジマくんは「金融屋はヤクザのサイフだ」と言われてしまいます。また、ウシジマくんは警察の生活安全課に現金と他の闇金のリストが入った菓子折りを部下に持っていくように指示するシーンがあったりします。(お菓子は「うさ子饅頭)1巻でもありましたが、金を貸している債権者には強いウシジマくんも金主やヤクザ、そして警察に対してどうにも頭が上がらないようです。 ウシジマくんに金を要求するヤクザの組の名前が「若虎会若虎一家」と書いて「にゃこかいにゃこいっか」と読むのが笑えます。ギニアの元サッカー協会会長ニャホ・ニャホ=タマクローを思い出してしまいました。 闇金ウシジマくん 2 (ビッグコミックス)
闇金ウシジマくん 2 (ビッグコミックス)