ぶら~りネット探訪

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ファンカデリックの「Hardcore Jollies」を聞く

ファンカデリックの「Hardcore Jollies」を改めて聞いてみました。 ファンカデリックというのは70年代から80年代の前半にかけて活躍したP-FUNKのバンドです。90年代のギャグスタ・ラップ、G-FUNKを中心にヒップホップでサンプリングのネタにされ、再評価されるようになりました。それまでは日本での知名度は低く、日本盤のレコード/CDはほとんど出ていませんでしたが、90年代にCDとして過去のアルバムが再発され、アメリカのiTunesではほとんどのオリジナルアルバムは買うことができます。日本のiTunesでもファンカデリックのオリジナルアルバムは全て揃っていますが、パーラメントはまだ揃っていません。 ファンカデリックパーラメントと比べるとロック色が強く、サウンド的にはギターが中心になっていて、派手なホーンが活躍する一般的なファンクのイメージとはかなり違います。ウィキペディアではジミヘンの影響を受けたロックと書かれています。確かに初期のファンカデリックにはジミヘンの影響はかなり大きい部分があるのですが、この「Hardcore Jollies」ではジミヘンの影響はあまり感じられません。また、初期のファンカデリックにあったドロドロした部分がこのアルバムにはほとんど感じられず、非常にすきっりした、ある意味、透明感のあるサウンドが展開されています。 3曲目の「If You Got Fun, You Got Style」が私は非常に好きです。この曲のベースはブーツィー・コリンズが弾いているようですね。浮遊感というか地に足が着いていないような感じがたまりません。イントロのキーボードのフレーズもいいですね。 6曲目になぜか「Cosmic Slop」が入っています。「Cosmic Slop」は1973年にアルバムとしてすでに発表されているのでセルフカバーということになります。アレンジの大幅な変更はありませんが、全体的に演奏がタイトで引き締まった感じがします。アルバム全体にも言えますがギターのエディ・ヘイゼルがこのアルバムには参加していなようなので、その違いも大きいかと思います。 4曲目の「HardCore Jollies」はインストルメンタルで、ずっとギターソロみたいな珍しい曲です。マイケル・ハンプトンかゲイリー・シャイダーかは私には良く分かりません。ジミヘンというよりはスティーブ・レイボーンみたいなギターに感じました。スティーブ・レイボーンはずっと後に登場するわけで、P-FUNKには何の関係もありませんが。 正直、このアルバムがP-FUNKの入門盤にはなるとは思えませんが、P-FUNKと言うかファンカデリックのアルバムの中では割と聞きやすいアルバムだと思います。 Hardcore Jollies
Hardcore Jollies