ぶら~りネット探訪

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ブーツィー・コリンズのライブを見に行った

8月12日にクラブチッタで行われたブーツィー・コリンズのライブを見に行ってきました。

ブーツィーは8月14日のサマーソニックにも出ていましたが、8月12日のクラブチッタで行われた『おとなのファンク・ナイト』の方に行きました。サマーソニックの方はPILやヴィレッジ・ピープル等が出ていたのでそっちも見たかったんですけどね。

『おとなのファンク・ナイト』は前方は椅子席で指定席の「おとなのファンク・シート」というものがあったのでこの席を取りました。前から2列目の左端の席でした。

チケットには7時30分開演となっていました。定刻通りには始まらないと思っていましたが、ステージのスクリーンに今風のCGアニメーションが映しだされ、15分遅れぐらいでライブはスタートしました。アニメはUFOに乗って宇宙を旅するP-FUNKの主要メンバーが地球にやって来るといった感じの内容でした。オムツをはいた、ゲイリー・シャイダー風のキャラクターも登場していました。

スクリーンが取り払われると、『Ahh...The Name Is Bootsy, Baby』でスタート。もちろん、この時ブーツィーの姿はなく、MCが観客を煽りながらブーツィーを呼び込み、ブーツィー登場!この後、『Psychoticbumpschool』、『The Pinocchio Theory』ラバーバンド時代の代表曲が続くという怒涛の展開でした。前半はラバーバンド時代の曲が中心で、中盤以降はパーラメントファンカデリックの代表曲を織り交ぜるという、至れり尽くせりな豪華なセットリストでした。途中で気がついたのですが、この構成は95年のライブアルバム『Keepin Dah Funk Alive』とかなり近いものがありました。確かこのアルバムの録音はクラブチッタだったような気もします。私は見てませんが。

バーニーのソロコーナーなく、バーニーとT.M.スティーブンスとブラックバードを中心としたメンバーで『Purple Haze』、『Red Hot Mama』やスライの『I Want To Take You Higher』、『Dance To The Music』が演奏されました。このコーナーはファンクではなく完全にロックでした。演奏するメンバーの人数が減っているのにこのコーナーが一番音がでかく感じました。そのため、『Red Hot Mama』は音が潰れたような感じでサビを聞くまで何を演奏しているのか分かりませんでした。T.M.スティーブンスの日本語を交えたMCにからは人の良さが滲みでていて、良かったです。

ファンカデリックの『Cosmic Slop』や『One Nation Under A Groove』やパーラメントの『Flash Light』が演奏されたのが嬉しかったですね。『Cosmic Slop』や『One Nation』はやや短めでしたが、『Flash Light』は今まで見たライブやライブ音源ではイントロからすぐにサビで、そのあとはほとんど延々とサビの部分が繰り返される事が多いのですが、今回の『Flash Light』はかなりスタジオ録音のアレンジに近いアレンジだったのはちょっと驚きました。ちなみ、『One Nation』や『Flash Light』ではブーツィーはお休みでステージにいませんでした。この他にも、ジェームス・ブラウンのトリビュート・ビデオも上映されている時はバンド全体がお休みでした。

全体的には『P-Funk (Wants To Get Funked Up)』、『Mothership Connection』、『Tear The Roof Off The Sucker』といった曲も演奏されたり、メドレーの中で『Swing Down Sweet Chariot』が何回か演奏されたためでパーラメントの曲の方が多めといった印象でした。特に『Swing Down, Sweet Chariot』や『Night Of The Thumpasorus People』が演奏されるとEarth Tourの世界にいるような錯覚に陥りました。

今回のライブではブーツィーとT.M.スティーブンスの他にさらにもう一人ベースがいたのにも驚きました。もう一人のベースの人はレスポールみたいな形のベースを弾いていて、最後の方はスタインバーガーのベースを弾いていました。三人とも体がデカいのでベースがギターみたいに見えるのが凄かったです。ブーツィーのベースソロは『I'd Rather Be With You』以外はそれほど目立ったところはありませんでした。『Touch Somebody』のときにはブーツィーはステージから降りて客席を練り歩きました。

パーラメント/ファンカデリックの曲の話が多くなってしまいましたが、もちろんラバーバンドの『Bootzilla』や『Stretchin' Out』も演奏されました。

今年発売されたニューアルバムからの曲ばかりだったらどうしょうかと、思っていましたが、お馴染みの曲ばかりで最高でした。トータル2時間半くらいのライブで、結局椅子に座ることは1度もありませんでした。

Keepin Dah Funk Alive
Keepin Dah Funk Alive