ぶら~りネット探訪

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横尾忠則現代美術館に行ってみた

神戸市灘区にある横尾忠則現代美術館に行ってみました。 『探検バクモン』で横尾忠則を特集していたときに横尾忠則現代美術館でロケが行われていたのでこの美術館を知りました。11月17日まで台風の被害の改修工事で休館していました。18日に再開され、ちょうど「関西の文化の日」ということで入場が無料でした。 私にとって横尾忠則久世光彦が演出したテレビドラマ『寺内貫太郎一家』、『ムー』、『ムー一族』のオープニングのイラストの印象が一番強いですね。『寺内貫太郎一家』には横尾忠則自身も役者として出演しています。唐十郎状況劇場のポスターも印象深いですね。 横尾忠則現代美術館は阪急の王子公園駅から徒歩で5分くらいのところにありました。近くには神戸文学館、王子動物園があります。王子動物園にはパンダかいるようで、町にはパンダの看板が溢れていました。しかし、王子動物園はちょっとさびれた哀愁を漂わせていました。 現在は『横尾忠則 HANGA JUNGLE』展が開催されていました。タイトル通り横尾忠則の版画作品ばかりを集めた展覧会でした。2階の展示室の入り口を入ると『ターザンがやってくる』がターザンの雄叫びとともに出迎えてくれました。『ターザンがやってくる』は『ムー』、『ムー一族』のオープニングで使われていました。基本的に作品は時系列に年代順に展示されていました。驚いたのは写真撮影ができたことです。クローズアップや一点取りストロボの使用は禁止でした。 横尾忠則の作品をまとまった形で見たのはこれが初めてです。グラフイックデザインから始まってイラスト、ポスター、画家宣言をしてドローイング、ペインティングにも進出、今回は版画ばかりの展覧会でしたがとても一人の作家が作り出した作品には思えませんでした。 『暗夜光路N市-Ⅴ』も非常なに印象的でした。4階には画集や書籍類も展示されていて、Y字路ばかり集めた画集『横尾忠則 Y字路』を閲覧することもできました。 横尾忠則が担当した『少年マガジン』の表紙も展示されていました。星飛雄馬矢吹丈川崎のぼるちばてつやの描いたものなのですがしっかり横尾忠則の色が出ていました。 状況劇場のポスターも展示されていました。近所のおばちゃんと思われる二人連れの一人が大鶴義丹の父親はこのポスターに名前が書かれている唐十郎で母親は李麗仙だと説明していました。ちなみに麿赤兒の名前もポスターにありました。麿赤児大森南朋の父親です。大島渚が監督した『新宿泥棒日記』という映画に横尾忠則は主演してて唐十郎麿赤児も出ていました。 ミュージアムショップでは横尾忠則がジャケットをデザインした細野晴臣の『COCHIN MOON』が売っていました。マイルス・デイヴィスサンタナのCDはありませんでした。 4階の休憩室からは神戸文学館の建物や王子公園の木々が紅葉していたも見ることができました。これもけっこう綺麗でした。横尾忠則の故郷である西脇市にある岡之山美術館にも行ってみたくなりました。
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