ぶら~りネット探訪

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『生頼範義展』を見に行った

2月4日に終わってしまったのですが、上野の森美術館で行われていた『生頼範義展』を見に行ってきました。 生頼範義と言われてもどんな絵を描いているのか分からないかと思います。『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の国際版ポスターや平成ゴジラシリーズ、光栄の『信長の野望』のパッケージイラストを描いていた人と言えばなんとなく分かるかもしれません。 生頼範義は2015年に亡くなっています。私が生頼範義という名前を知ったのは亡くなってからでした。『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』のポスターはリアルタイムで見ていましたがあのポスターを日本人が描いていたのは全く知りませんでした。そして『信長の野望』のパッケージイラストを描いていたということも亡くなってから知リませんでした。 この展覧会は『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』で紹介されていたので知りました。生頼範義の作品を生で見たいというのもありましたが、音声ガイドのナレーションをのん(a.k.a.能年玲奈)が担当しているのも興味をひきました。 『生頼範義展』の音声ガイドはテンキーで数字を打ち込んで音声ガイドを再生する方式ではなく音声ガイドシートの写真あるいは番号を専用のペンでタッチすると音声ガイドが再生されるという方式でした。 のん(a.k.a.能年玲奈)のナレーションの技術は正直今ひとつな感じでしたが、情報量が非常に多く満足でした。小松左京とは仕事を通して長い付き合いだったけど電話も手紙てせも全く連絡をとったことがなかったとか、樋口真嗣は『テンタクルズ』や『メテオ』のポスターを見て面白そうと映画を見たらポスターのようなシーンはなく、しかも本編よりもポスターの方が面白かったとか。 生頼範義のブレイクのきっかけは『吉川英治全集』の新聞広告に使われた点描画だったそうで、この辺の作品も展示されていました。歴史上の人物、政治家などの点描画が多く展示されていのが意外で面白かったです。特にNHKのアナウンサーだった鈴木健二が書いた『気くばりのすすめ』の広告の鈴木健二肖像画生頼範義だったのが驚きでした。南海ホークス時代の野村克也肖像画、雑誌『月刊パーゴルフ』の表紙の青木功尾崎将司肖像画も非常に印象的でした。
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