歌手の西城秀樹さんが亡くなったそうだ、63歳だったそうだ。
70年代半ばから80年代にかけての西城秀樹さんの活躍はほぼリアルタイムで見ていました。当時はテレビでは歌番組がたくさんあって、よく見ていた記憶はあるのですが特別な思い出はありません。
『寺内貫太郎一家』よりも『ムー』、『ムー一族』の方が好きでした。プロデューサーは両方とも久世光彦でオープニングは横尾忠則でした。
iTunesで西城秀樹さんの曲探してみたら『恋の暴走』、『ターンAターン』、『NEW YORK GIRL』、『サンタマリアの祈り』、『YOUNG MAN』、『愛が止まらない』の6曲しかありませんでした。
『ターンAターン』はアニメ『∀ガンダム』の主題歌で作曲は小林亜星でホーミーは巻上公一という異色の組み合わ。
『愛が止まらない』はノエビアのCMで使われていたもので、元々はカイリー・ミノーグの曲でWinkがカバーしていたものをさらに西城秀樹さんがカバーしたものです。
『西城秀樹ROCKトリビュート KIDS' WANNA ROCK!』というトリビュート・アルバムも持っています。ROLLY、ダイアモンド☆ユカイ、森重樹一、THE HIGH-LOWS、Gacktといった人たちが西城秀樹さんの代表曲をカバーしています。THE HIGH-LOWSの『情熱の嵐』が一番好きですね。
『激しい恋』の間奏では西城秀樹さんのプロフィールが紹介されるところがいいですね。『HIDEKIメドレー』の『ジャガー』の中の「HIDEKIが死んだら、俺は死ぬ、でも俺が死んでも、HIDEKIは死ぬな」というセリフや『ブーメラン』で「きっと、HIDEKIは戻ってくるだろう」という歌詞が今聞くとさらにグッとくるものがありました。
メタル、ハードロック系のミュージシャンの割合が多いので、そういった感じの音が多めになっています。ROLLYはグラム・ロックぽい『恋の暴走』をカバーしています。『恋の暴走』を聞くと沢田研二の『危険なふたり』を思い出します。『恋の暴走』と『危険なふたり』の作詞は安井かずみでした。このアルバムを聞くと西城秀樹さんの影響の大きさというか深さみたいなものを感じます。
2009年の朝ドラ『つばさ』に西城秀樹さんが出演していたのを覚えています。このドラマにはROLLYや中村梅雀も出演していました。ヒロインは多部未華子でした。
ご冥福をお祈りします。