ぶら~りネット探訪

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ムーンライダーズLIVE 「Ciao!」を見に行った

ムーンライダーズLIVE 「Ciao!」を中野サンプラザに見に行ってきました。チケットを取ったときは、無期限活動停止宣言が出る前でした。まさか、無期限活動停止前の最後のライブになるとは。

開場18時、開演18時30分の予定になっていましたが、開場が30分くらい遅れました。丁寧だけど、ふざけた内容のアナウンスが終わると、客電が落ちて普通に開演かと思いきや、メンバーがロビーや客席の中で弾き語りをするというサプライズな演出でライブはスタート。

メンバーがステージに上がると鈴木慶一武川雅寛岡田徹りアコースティックな編成で『鬼火』が演奏され、次の『Who's gonna die first』から本格的なバンド編成の演奏となりました。

活動休止前の最後のライブということなので、今までのキャリアをすべて網羅するような選曲になると思いきゃ、中盤で新譜の『Ciao!』からも6曲くらい演奏していました。『Ciao!』は全く聞いていなかったので、このコーナーは正直「ポカーン」といった感じでした。

『AMATEUR ACADEMY』からムーンライダーズを聞き始めたので、『Frou Frou 』、『DON'T TRUST OVER THIRTY』、『ボクハナク』が演奏されたのは嬉しかったです。残念ながら『AMATEUR ACADEMY』の収録曲は1曲も演奏されませんでした。

「21世紀のことは分からない」という歌詞の『夢が見れる機械が欲しい』も聞きたかったのですが演奏されませんでした。

『DON'T TRUST OVER THIRTY』は「THIRTY」の部分を「FIFTY(50)」、「SIXTY(60)」に歌詞を変えて歌っていました。

最近の曲では『涙は悲しさだけで出来てるんじゃない』や『ダイナマイトとクールガイ』が良かってですね。

特に舞台上にセットなどはありませんでしたが、ライティングはけっこう凝っていて、マイクスタンドが光ったり、球体のオブジェが光っていたのが印象的でした。

アンコール前の最後の曲は『スカーレットの誓い』でした。アンコールの『マスカット・ココナツ・バナナ・メロン』と『花咲く乙女よ穴を掘れ』では観客をステージに上げてコーラスとダンスをやらせていました。

細かいツッコミを入れますと『マスカット・ココナツ・バナナ・メロン』で鈴木慶一は「僕のズボンは破裂しそう」と歌っていましたが、スタジオ版の歌詞は「ズボン」ではなく「ポケット」ですね。

アンコールの最後の曲は.『蒸気でできたプレイクラント劇場で』という新譜の曲でした。個人的には『スタジオミュージシャン』あたりをやって欲しかったですね。

MCはほとんどなく、最後にメンバー紹介と「又、進化したらどこかでお会いしましょう!」くらいでした。最後の曲が新譜からの曲で「進化したら」というMCからすると、現役というかバンドが現在進行形の形で活動を休止させたいという意志が感じられました。

エンディングはメンバーが去ったステージには幕が降り、その幕に月が投影され、ムーンライダーズの曲の歌詞の一部が映し出されという、かなり凝った演出でした。NHKでやっていた『映像の世紀』のオープニングみたいな感じ、と言っても分かりにくいでしょうか。

『だるい人』の「あぁ、金が欲しい」という歌詞が出たときはニャリとしちゃいました。この歌詞は蛭子能収が書いたものなんですけどね。

それほど熱心なムーンライダーズではありませんでしたが、35周年の『火の玉ボーイコンサート』と今回の『Ciao!』を見ることができたのはラッキーでした。『火の玉ボーイコンサート』の音源は来年CDでリリースされるようです。アーカイブシリーズのリリースも再開して欲しいですね。

Ciao!
Ciao!