ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL 』4K版をIMAXで見た

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が4KリマスターされてIMAXで上映されていたので見てきました。 『デューン 砂の惑星』や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が予告でやっていていました。ここ2年くらいこの2作品の予告は見ていた気がします。2作品とも10月に公開だそうです。 企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても公衆電話が消えてなくなる程情報化されていない近未来のお話。DVDで何回も見た映画をIMAXで見るのは『ブレードランナー』以来です。 正直なところ何処をどうリマスターしたのか全く分かりませんでした。画面と音がでかい以外は家でDVDを見ている変わらない感じでした。『AKIRA』をIMAXで見たときと同じ感じもありました。『AKIRA』は1988年の公開で『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は1995年の公開。やはり20年以上前のアニメをでかい画面で見るのは辛いものがあります。 今回、IMAXで改めて見て感じたのは止め絵が多いのとシーンによって画面の情報量が極端に少ないシーンがあったりしたところです。でかい画面でのぺっとしたセルアニメが止まったままだと紙芝居でも見ているような気分になります。 しかし、冒頭の外交官を草薙素子が暗殺するシーンや人形使いを拉致した連中を9課のメンバーが追いかけるシーンは何度見ても見飽きません。押井守は車の窓に人の顔が映り込む絵が好きだし、上手く描きますね。 インターネットのレビューを見ると話やセリフが難しくてよく分からなかったという意見がちらほら見られました。難しいセリフは『うる星やつら』のメガネのセリフと同じようなものだと思えばいいのですよ。前半の外交官や外務大臣のセリフの生臭さは何年たっても臭ってきます。ネットやコンピューターの話なのにこのへんのセリフには人間臭さがあります。『ブレードランナー』のデッカードの上司のブライアントも嫌味な上司でした。 今更なんですが『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を見る前に『機動警察パトレイバー the Movie』を見ることをお勧めします。プログラムのバグかと思っていたら意図的に仕掛けられたものだったという筋が似ています。みずほ銀行の相次ぐトラブルも実は財務省が横車を押すため作り上げたプログラムが暴走したせいかもしれませんね。あるいはそう思わせたい誰かの仕業かもしれません。 川井憲次の例の民謡みたいな音楽はでかい音で聞くとやはり全然違いました。バスドラと言うか大太鼓がドーンと響くのはたまらないものがありました。でも何だかんだ言ってIMAXで見られて良かったです。 GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスターセット (4K ULTRA HD Blu-ray&Blu-ray Disc 2枚組) - 田中敦子, 大塚明夫, 山寺宏一, 仲野裕, 大木民夫, 玄田哲章, 家弓家正, 押井守
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスターセット (4K ULTRA HD Blu-ray&Blu-ray Disc 2枚組) - 田中敦子, 大塚明夫, 山寺宏一, 仲野裕, 大木民夫, 玄田哲章, 家弓家正, 押井守