ぶら~りネット探訪

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遠藤ミチロウさん亡くなる

ミュージシャンの遠藤ミチロウさんが4月25日、すい臓がんのため亡くなっていたそうだ。68歳だったそうだ。 遠藤ミチロウさんと言えばパンク・バンド、ザ・スターリンとしての活動が有名だと思います。インディーズなんて言葉がないころにライブハウスでの過激なパフォーマンスなどが話題になり、石井聰亙監督の『爆裂都市 BURST CITY』に出演したりもしてていました。ミチロウさはザ・スターリンを解散したり、再結成したり、ソロとしても活動していました。 私がミチロウさんのことを知ったのは最初のザ・スターリンが解散する頃くらいでした。ソロとしての1枚目の『破産』のポスターをなぜか手に入れることができて部屋に貼っていました。『破産』のポスターを見た人は「忌野清志郎か?」と言っていたの覚えています。 最初のザ・スターリンはベスト盤とライブ盤を持っています。あとは1992年にリリースされた『奇跡の人』も持っています。 『ロマンチスト』、『アザラシ』、『天プラ』、『Stop Jap』といった曲が好きです。「吐き気がするほどロマンチスト」という歌詞がやはりショックでした。「パンク・ロックとはこういうものなのか!?」という衝撃をうけた記憶があります。はっきりとした歌メロみたいなものはなく。ミチロウさんは1つか2つのフレーズを連呼し、ギターもベースもドラムもな叩きつけるな演奏を繰り返すばかりの曲は稚拙かもしれませんが疾走感と破壊力は充分ありました。『ロマンチスト』や『STOP GIRL』などは構成はしっかりしていてポップなんですが。 『Fish Inn』は後でビル・ラズウェルがリミックスしていたのが記憶にあります。ビル・ラズウェルはこの頃、ハービー・ハンコックの『フューチャー・ショック』に参加したり、ミック・ジャガー、PIL、坂本龍一のプロデューサーもやっていました。 『奇跡の人』を聞いたのは山下達郎の『ライド・オン・タイム』をカバーしているからです。ノイジーでパンクな仕上がりになっていて原曲の形跡は歌詞ぐらいです。ミチロウさんの声にはエフェクトがかかっているし、ギターやベースの音の方が大きいのでミチロウさんの声は注意していないと聞き取れません。 グループ魂の『20名』というアルバムには『遠藤ミチロウ』という曲があります。スターリンの曲名や歌詞が歌詞に織り込まれています。作詞は宮藤官九郎、作曲は三宅弘城三宅弘城は『いだてん』でピエール瀧の代役をやっている人です。『遠藤ミチロウ』を改めて聞くとグッとくるものがあります。ミチロウさんは『アイデン&ティティ』や『少年メリケンサック』という映画にも出ていました。 最近は『スッキリ』などのコメンテーターとしてもお馴染みのモーリー・ロバートソンはミチロウさんがアメリカでツアーしたときにバック・バンドでベース?を弾いてたことがあるとラジオで語っていた記憶があります。ツアーが進んでいくとミチロウさんがアクセル・ローズみたいになっていった言っていたました。 ご冥福をお祈りします。