第52回ステイヤーズステークスを見に行った
第52回スポーツニッポン賞ステイヤーズステークスを中山競馬場に見に行ってきました。
4連覇がかかっていたアルバートが当日に出走を取り消してとても残念でしたが、馬券的には難解で面白くなりました。
レースはカレンラストショーが逃げ、ヴォージュ、モンドインテロ、アドマイヤエイカン、リッジマンという隊列が2週目の3コーナーまで続き、4コーナーでアドマイヤエイカンが先頭に立ち突き放すかと思われましたが、坂を駆け上がったところでリッジマンが捉えてアドマイヤエイカンを2馬身半離して優勝しました。3着にはモンドインテロが粘り込みました。
結局、前に付けた3頭の直線での勝負になりました。3600メートルのレースでしたがスタート後のポジションと残り600メートルの勝負ですね。リッジマンの父はスウェプトオーヴァーボードで代表産駒は2016年と2017年のスプリンターズステークスを連覇したレッドファルクス。スプリンターズステークスとスプリンターズステークスの勝ち馬を出すとは不思議な種牡馬です。
阪神のチャレンジカップは坂下で抜け出したエアウィンザーが2着のマウントゴールドに3馬身差をつけて4連勝で初重賞制覇を決めていました。3着はステイフーリッシュ。レイエンダは末脚不発で6着。
エアウィンザーは確かに強かったのですが注目したいのは2着のマウントゴールド。馬主が青芝商事で池江厩舎のステーゴールド産駒と言えば2012年の金鯱賞を勝って有馬記念の2着に来たオーシャンブルーを思いだします。マウントゴールドも有馬記念に出てきたら面白そうなんですが。
チャンピオンズカップはルヴァンスレーヴの独壇場でした。ミルコ・デムーロがインタビューで語っていたとおりレースぶりが先週のアーモンドアイみたいでした。再内を突いて最後方から2着に突っ込んできたウェスタールンドには驚きました。藤岡佑介もあんな乗り方ができるんですね。まぁ、藤岡佑介は今年、ケイアイノーテックでNHKマイルCを勝ったり他にも重賞5勝していたりと活躍しているのは知っていましたが、なかなか思いっきった騎乗で驚きました。
12月2日の中山4レースの未勝利戦では藤田菜七子がヴィエナブローで27勝を決めていました。ヴィエナブローの馬主は吉田千津の外国産馬。吉田千津は社台ファーム代表の吉田照哉の奥さん。最近の藤田菜七子はシルクのマルーンエンブレムに連続して乗っていたり、確実に信頼度が上がっています。
12月2日の中山5レースの新馬戦ではオルフェーヴル産駒のシェドゥーヴルが新馬勝ちを決めていました。アメリカのウッドワードSを勝ったYoshidaやジークカイザーの半弟です。向正面でかかり気味に先頭に立ちそのまま押し切るかと思ったら直線に向いて外によれて、ゴール前で再加速するという父譲りの破天荒なレースぶりを見せていました。騎乗していたビュイックは戒告、シェドゥーヴルは枠内駐立不良で発走調教再審査、最後の直線コースで外側に逃避したことについて平地調教再審査となってしまいした。
このレースは1着、オルフェーヴル産駒、ナカヤマフェスタ産駒、ドリームジャーニー産駒というステイゴールドの孫の123着で3連単は759,140円。2着のカミノシルヴィは父ナカヤマフェスタ、母の父エルコンドルパサーという凱旋門賞2着な血統でなぜか青森産。