ゴールデンウィークにネットで『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のMovieNEX ショートドラマを見ていたら早稲田松竹で『スター・ウォーズ』を見るシーンがあったんですよ。早稲田松竹ではまだ『スター・ウォーズ』をやっているのかと思って早稲田松竹に行ってみたら『ブレードランナー』と『ブレードランナー 2049』をやっていました。
本当は早稲田松竹で『ブレードランナー』の2本立てをやっているのは前から知っていました。それにしても『スター・ウォーズ』と早稲田松竹という組み合わせが意外でした。ドラマ版の『アオイホノオ』では焔燃ときっちゃんが『ロッキー』、『ロッキー2』を見るシーンで早稲田松竹が出てきました。
私が知る限りでは『スター・ウォーズ』シリーズが早稲田松竹でかかっていたことはありません。確かに渋めの映画がかかることが多い早稲田松竹ですが、去年は『ラ・ラ・ランド』、『美女と野獣』もやっていたようです。
『ブレードランナー 2049』は去年の封切りのときに2回見ました。『ブレードランナ』はディレクターズカットのDVDととファイナル・カットが入っているDVDボックスを持っています。『ブレードランナー』は『ブレードランナー2049』公開のときに特別上映している劇場がいくつかありましたがタイミングを逃してしまったので今回はラッキーでした。
『ブレードランナー 2049』は2回見て、2回とも途中で何回か寝てしまいました。Kがガフを訪ねるシーンは2回とも見逃していたので今回はこのシーンだは寝るまいと頑張って、なんとか見ることができました。
さて『ブレードランナー ファイナル・カット』です。2007年に再編集されたものなので画像はっきりしていました。ホッケーマスクを着けて踊る女のシーン見るとファイナル・カットなんだなぁと思いました。
フォークト=カンプフ検査は今思うと圧迫面接みたいなものですね。レイチェルに対してはセクハラも加わってます。この検査で感情が揺さぶられないのは逆に人間ではないよう気もします。タイレル博士と元自民党幹事長で亀井静香と国民新党を作った綿貫民輔が似ていると前から思っていたのですがどうでしょうか?
ロイ・バッティがデッカードの指を折るシーンで「これはプリスの分、これはゾーラ」の分」とロイ・バッティは言うのですが、たまにはリオン・ンコワルスキーのことも思い出してあげてもいいのに、と思ってしまいます。まぁ、リオン・コワルスキーを殺したのはレイチェルなんですけどね。
自分なりに解釈する『ブレードランナー』は人間ではないレプリカントのロイ・バッティとレイチェルが人間性を失っているデッカードとの出会いを通して人間性に目覚めるというお話ではないか思いました。
一方『ブレードランナー 2049』はレプリカントとしての自分の運命を受け入れてジョイというバーチャルな恋人との関係性のみに閉じこもっていたKが理不尽な仕事を通して人間性に目覚めるというお話しなのではないかと思いました。
再び登場するデッカード、最上の天使と自称するラヴの存在が未だ上手く理解できません。孤児院に向かう途中のスラム街で群衆に襲われるKを遠隔攻撃でラヴが救うシーンがあります。あれは近未来の話ではなく、アメリカ空軍がアメリカ本土からドローンを操作してアフガニスタンなどで現実に行われていることと大差がありません。