ぶら~りネット探訪

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『インターステラー』を見た

クリストファー・ノーラン監督、マシュー・マコノヒー主演の『インターステラー』を見ました。『インターステラー』というタイトルを聞いた時、ダフト・パンク松本零士がコラボしたアニメ『インターステラ5555』を思い出しました。

異常気象によって人類滅亡の危機が迫る近未来、元宇宙飛行士のクーパー(マシュー・マコノヒー)はトウモロコシを作る農夫をしながら二人の子供を育てていた。娘のマーフの部屋の本棚から勝手に本が落ちる怪現象が続き、その現象を解明しようとしていたクーパーとマーフは解体されたはずのNASAの施設にたどり着いてしまう。NASAは人類が移住できる惑星を探す計画を進めていて、クーパーはパイロットとして惑星探査の任務に着くことなる。マーフは父が惑星探査の任務に着くことを反対し、クーパーはケンカ別れのような形のまま地球を後にする。クーパーは人類が住める星を発見し、地球に戻りマーフと再会できるの!?というお話。

クリストファー・ノーランの映画は『ダークナイト』は凄く好きですが、『インセプション』、『ダークナイトライジング』にはがっかりしました。町山智浩が『2001年宇宙の旅』と『フィールド・オブ・ドリームス』そして『北の国から』みたいな映画という紹介していのが気になり見てみることにしました。

確かにトウモロコシ畑、父と子供の確執と和解といったところは『フィールド・オブ・ドリームス』みたいで、宇宙船のデザインは『2001年宇宙の旅』みたいな感じでした。でもTARSとCASEというロボットは反乱を起こすことはありませんでした。やはり人間の敵は人間でした。

上映時間は169分もあります。前半の地球での話は退屈で何回か意識を失いました。クーパーが宇宙に旅立ってからは楽しめました。「時間も空間も自由に超えられるものは愛」と言うのがこの映画のテーマで手垢がつきまくって、陳腐なテーマだと思っていたのですが、クライマックスでクーパーとマーフが時間も空間も飛び越えて心を通い合わせるシーンは胸が熱くなりました。SF映画なのにヒューマンドラマを見ているような感じです。SF映画で『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』のように「人類の進化とは?」、「人間の記憶とは?」と言った哲学的ことをテーマにするものたくさんありますが、私には『インターステラー』は頭じゃなくに直接心に響いてくる映画でした。製作総指揮に加わっているキップ・ソーンというひとは本物の理論物理学者だそうで科学考証についてはしっかりされているそうです。

ロボットのTARSとCASEは『2001年宇宙の旅』のモノリスのような妖怪ぬりかべのようなのっぺりとしたデザインで、最初はがっかりしていましたが、惑星に降りて移動する姿が滑稽でそれでいて愛らしく気に入りました。

町山智浩のラジオでの紹介以外はほとんど情報を入れず見たので、アン・ハサウェイが黒髪のショートカットで出てきて驚きました。マイケル・ケインも出てきました。

この映画では「ブラックホール」、「重力」が重要な要素となっているため、やたらと「グラビティ」という言葉ができます。去年の今頃は『ゼロ・グラビティ』が公開されていました。

全然関係ありませんが、『バンクーバーの朝日』という日本映画の看板が『ハングオーバーの朝日』に見えました。別に二日酔いではなかったのですが。

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