ぶら~りネット探訪

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ボズ・スキャッグスのライブを見に行った

11月19日に渋谷公会堂で行われたボズ・スキャッグスの来日公演を見に行ってきました。ポール・マッカートニーも来日していますが、ボズ・スキャッグスも来日しています。

実は私はボズ・スキャッグスの昔からのファンというわけでも特別ボズ・スキャッグスに思い入れがあるわけではありません。オリジナル・アルバムは『Silk Degrees』と『Other Roads』しか聞いたことがありません。ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューがけっこう良かったので今年も見ることにしました。

今年は『Memphis』というR&Bのカバーアルバムもリリースしていたのを2週間前に知って、慌ててCDを買って聞いてみました。このアルバムは私にはR&Bと言うよりもブルースのアルバムに聞こえました。AORの洗練されたボズ・スキャッグスのイメージとはかになり違っていたので正直、驚きました。

19時開演予定で19時5分にライブはスタートしました。『Jojo』でちょっと安心しました。バンドの演奏も安定していて、ボズ・スキャッグスの声も去年と同じくらい出ていました。2曲目からはやはり『Memphis』からの曲が5曲くらい演奏されました。予習していた甲斐があり前半も楽しめました。

バンドはドラム、ギター、ベースにキーボードが2人いました。キーボードの1人は曲によってはサックス、ピアニカなども演奏していました。ボズ・スキャッグスは確かピアニカをメロディカと呼んでいました。そして女性のコーラスが1人という編成でした。女性のコーラスの人はザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューで見たような気がしました。去年やっていてスライ&ザ・ファミリー・ストーンの『Thank You』もやっていました。

中盤からは『Lowdown』、『Georgia』、『Miss Sun』、『What Can I Say』、『Lido Shuffle』といったお馴染みの曲のヒットパレードでした。アンコールは2回あり、1回目で『We're All Alone』を演っていました。『We're All Alone』はさかすがに高音はかなりキツそうでした。去年はこの曲を演っていなかったので聞けて良かったです。終演は20時50分くらいで公演時間は2時間弱でした。けっこう盛りだくさんの内容の割には短かった感じすね。体感時間は2時間を超えているような気がしました。

ボズ・スキャッグスのギターも魅力的でした。ブルージーなフレーズはもちろんワウを効かせたひょうきんな感じのギターも面白かったです。2階席だったので足元も見えたのですがワウを効かせていたときはペダルを踏んでいなかったのでおそらくオートワウを使っていたと思います。前半はかなり頻繁にギターを取り替えていました。ステージを去る前にギターのストラップの片方を外す仕草がとても印象的でした。

客層は去年のザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューの年齢層に近いものがありましたが、スーツ率はそんなに高くありませんでした。ちょいワルオヤジみたいな感じのオジサンが多かったような気がします。

ボズ・スキャッグスは1944年6月8日生まれで69歳なんですね。1944年ってまだ第二次大戦は終わっていません。ノルマンディーに連合軍がやっと上陸した2日後に生まれたわけです。ちなみにポール・マッカートニーは1942年生まれの71歳です。

Memphis