第30回 マイルチャンピオンシップを見に行った
京都競馬場で行なわれ第30回 マイルチャンピオンシップを見に行ってきました。
レースは道中、後方につけた2番人気のトーセンラーが直線で末脚を爆発させ優勝しました。トーセンラーに騎乗した武豊は中央、海外、地方を合わせてGIレース100勝をこのレースで達成しました。
トーセンラーはGI未勝利、マイル戦初挑戦でしたが3歳のときのきさらぎ賞の勝ち方が強烈に印象に残っていたので単複を買いました。きさらぎ賞では本格化する前でしたがオルフェーヴル、ウインバリアシオンを完封していました。そして武豊のGI100勝目を生で見てみたいというのもありました。
トーセンラー道中の位置どりが後ろすぎて、正直3着までかと諦めていたら、直線だけで勝負を決めてしまいました。きさらぎ賞は3コーナーからひとまくりだったと思っていたら、ビデオ改めて見直すマイルCSとほとんど同じ様なレース運びでした。しかし、3000メートルの菊花賞で3着、3200メートルの春の天皇賞で2着、1600メートルのマイルCSで1着というトーセンラーの戦績が素晴らしいですね。京都コース巧者で距離はマイル以上ならこなせるということなんでしょう。1200、1400、ダートには対応できるのか見てみたい気もします。
武豊のGI、100勝というのも凄いですね。ディープインパクトはもちろんですが、ゴールドアリュール、ヴァーミリアン、カネヒキリ、スマートファルコンといったダート馬でのGⅠ勝ちで数を稼いでいるのが面白いですね。まぁ、日本ダービーを5勝しているのも十分凄いのですが。アドマイヤベガとキズナのダービーの勝ち方が鮮やかでそれでいてちょっと嫌らしい感じがして私は好きです。クロフネのJCダートのとんでもない勝ち方も印象的でした。先行脚質のトゥザヴィクトリーで追い込んで勝ったエリザベス女王杯も熱かったですね。メジロマックイーンは圧勝と思ったら斜行で降着になった秋の天皇賞が一番印象に残っています。
京都9レースの秋明菊賞には武豊騎乗でシシャモオージという馬が出走していました。3番人気で8着と全く良い所はありませんでした。シシャモオージはただの珍名さんかと思っていたら父はタイキシャトル、母テンザンストームという血統でした。テンザンストームはタイキシャトルに先着した3頭のうちの1頭です。他の2頭はマイネルラヴとシーキングザパールです。テンザンストームはタイキシャトルに勝った菩提樹Sが唯一のオープン勝ちで重賞は未勝利でした。現役時代に一緒に走った馬同士の交配は珍しいですね。トウショウボーイとシービークインくらいしか浮かびません。その仔はミスターシービーなんですが。調べてみたら2002年生れのテンザンアモーレがシシャモオージの全姉にあたります。テンザンアモーレは2勝していました。
テンザンストームは父がストームキャットの外国産馬です。ストームキャットの牝馬というとディープインパクトの組み合わせが今年活躍しています。キズナを筆頭に桜花賞馬のアユサン、青葉賞を勝ったヒラボクディープ、エリザベス女王杯の2着に突っ込んできたラキシスなど。
シシャモオージのオーナーの大野満さんは本当に北海道でシシャモの専門店カネダイ大野商店を経営しているようです。カネダイ大野商店のホームページにあるししゃも握り寿司が食べてみたくなりました。