ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

福山競馬場に行ってみた

3月いっぱいで廃止が決まっている福山競馬場に行ってみました。当然、福山雅治はいませんでした。 南関東以外の地方競馬を見に行ったのは今回が初めてです。福山競馬場に行く前に福山駅周辺をぶらぶらしていたら、駅のすぐ近くに場外馬券場を見つけました。場外馬券場はワンフロアだけの小規模なもので、かなりさびれた感じがしました。馬券を買っている人たちの平均年齢も50代以上という印象でした。 福山駅からの福山競馬場への公共交通機関のアクセスは福山競馬のホームページを見る限り無料の送迎バスだけしかなく、それも1時間に1本程度で、比べてはいけないのでしょうが大井競馬場とはかなり違います。 福山駅からは徒歩で30分と書いてあり、地図を見ると真っ直ぐ行って右に曲がるだけだったのと、1レースの発走が10時50分だったので歩いてみました。 10時20分くらいに福山競馬場に着いてみると指定席がまだ余っていたのでゴール板前の500円の指定席を買ってみました。競馬場全体の雰囲気はオグリキャップ武豊の競馬ブーム以前と言った感じですね。大型ビジョンや馬券の自動販売機もありますが、一般席には自販機はほとんどありませんでした。締め切り5分前に鳴る音楽は大井競馬場と同じものを使っていました。 ゴール版付近が一番観客は多く、4コーナーの方に行くにしたがって人の数は少なくなっていき、4コーナーよりの2階席はほとんど人がいませんでした。4コーナーよりのにも馬券売り場もありますが、かなり前に閉鎖され廃墟のようになっていました。廃止が決まったせいか広島県外からと思われるでかいカメラを持った人もけっこう多い感じでした。 レースは11レース中9レースが1250メートルのレースで、あとの2レースは1600メートルのレースでした。1250メートルでもコース自体が狭いため、4コーナーの奥からスタートし、スタンド前を通って1周してゴールとなります。1600メートルも向正面からスタートし1周半してゴールとなります。 基本的に逃げ、先行が圧倒的に有利で追い込みは全く決まりません。スタートを決めて道中3番手くらいで進んで、4コーナーを回る所で2番手くらいにいないと勝ち負けにならない感じでした。3コーナー手前で捲りながら先頭に立ってそのまま押切る馬も何頭かいました。直線一気の大逆転ということはありません。2着3着争いが直線で変わることは何レースかありました。 福山競馬場は2005年まではアングロアラブ専門の競馬場だったそうなのですが、現在は全てサラブレッドによるレースになっています。私はぎりぎり中央競馬でアラブのレースをやっていたのを見たことがあります。森秀行厩舎に所属していたムーンリットガールは記憶にあります。 新聞は『福山エース』という競馬新聞を買ってみました。血統を見ると父の欄にはジャングルポケットクロフネタニノギムレットネオユニヴァースフォーティナイナースターリングローズ、ワイルドフラッシュといった名前があり、全く知らない種牡馬の名前はほとんどありませんでした。ローリーミラクルという金沢競馬所属のヒシミラクル産駒の3歳牡馬走っていました。1番人気でしたが2着に敗れていました。毛色は残念ながら芦毛ではなく鹿毛でした。 メインレースは高知競馬の黒船賞トライアル「いろは丸賞」というレースが組まれていて、2番人気のダイワシークレットが7馬身差で圧勝していました。ダイワシークレットは中央時代は増沢末夫厩舎の所属で1600万下まで行った馬のようです。芝のジュニアカップではスマートファルコンと一緒に走っていたみたいです。 9レースが終わったところで、表彰台でJRA騎手免許合格した福山競馬所属の岡田祥嗣騎手のお祝いセレモニーがありました。岡田騎手は9レースの「鞆・お弓神事特別」で3番人気のサマースピードで勝っています。セレモニーでの福山競馬の偉い人のスピーチがちょっとグッと来るものがありました。岡田騎手も中央に行けて嬉しいという感じではなく、かなり複雑な表情でした。福山競馬での勝負服が着られなくなるのが残念という言葉が印象的でした。岡田騎手が着ていた勝負服は中央時代のオグリキャップの騎手が着ていた勝負服と同じデザインです。笠松から中央に行った安藤勝己が引退した年に福山から岡田祥嗣が中央に行くというも何かを象徴しているのかな。(大井の戸崎圭太も中央に行きますが) 勝負服と言えばディーインパクトでお馴染みの金子真人ホールディングスの勝負服と同じデザインの勝負服を着たジョッキーもいました。地方競馬は騎手が勝負服のデザインを選ぶのでこういったことが起こります。中央は馬主が勝負服のデザインを選びます。 ホッカイドウ競馬所属の下村瑠衣騎手という女性ジョッキーが期間限定で福山競馬で騎乗していました。女性ジョッキーを競馬場で生で見たのもかなり久しぶりでした。 福山競馬は高知競馬と交流を進めていて、馬や騎手の交流はもちろん、リレー開催と称して同じ日に福山は日中、高知はナイターで開催していました。福山の最終レースが終わると福山競馬場は高知競馬の場外発売をするわけです。(1~2レースは福山と被っています) さらば福山競馬 ふりむくな後ろには夢がない なんちゃって
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