ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

『球界のぶっちゃけ話』を読んだ

愛甲猛の『球界のぶっちゃけ話』を読んでみました。 『球界の野良犬』が衝撃的に面白かったので、『球界の野良犬』のような内容を期待したのですが、衝撃度はそれ程ではありませんでした。でも、表紙の愛甲が吠えている写真は衝撃的ですね。しかし、それなりに楽しめました。 元プロ野球選手だから知っているプロ野球の内幕をあまり問題にならない程度に暴露するという内容の本です。江本孟紀の『プロ野球を10倍楽しく見る方法』的な本という位置づけになるかと思います。ベンチの中の監督コーチ、選手の位置関係から人間関係を解説したり、マウンドに選手が集まっているときにどんな事を話しているとか、プロ野球選手の遊び方とかそんな感じの話がぶっちゃけられています。 全体的には当たり障りのない話ばかりですが、所々でリップ・サービスや愛甲自身本音の本音みたいなモノがチラッと出てくるのがこの本の面白さになっています。ロッテ時代のチームメイトだった小宮山悟は二浪して早稲田に入ったそうで、ことあるごとに「僕は浪人時代、辞書がすり減るほど単語を覚えたんです!」とこぼしていたのに対して愛甲は「俺は高校時代、脳細胞がすり減るシンナーを吸ったよ」と返していたそうだ。 興味深かったのは野球のバットやグローブなどのいくらかかるかと言う話です。バットは1本、3万円以上で愛甲は年間100本程度使っていたそうです。グローブは6万円以上、年間で4個程度使っていたそうだ。一軍の選手の場合はメーカーとアドバイザリー契約を結ぶことによってタダでバットやグローブを提供してもらっているそうだ。1試合で用意するボールは約120球というのに一番驚きました。残念ながら1個いくらか書いて有りませんでした。その他、ユニフォーム、プロテクター、レガースなどにもついても書かれていました。この辺は球団からの支給になります。 野球はとにかく金のかかるスポーツだということが改めて分かりました。オリンピックの種目から外れたり、世界的に競技人口が少ないことに改めて納得してしまいました。 野球用具の話のところで、暴露本『さらば桑田真澄、さらばプロ野球』の名前が出ているところは笑いました。しかし、なぜか著者の中牧昭二の名前は書かれていませんでした。中牧昭二は暴露本を書いた後、なぜかプロレスラーになったりしていました。 巨人の清武の乱についても触れていましたが、清武英利を「ナベツネになりたかった男」と書いていて、特に目新しいものはありませんでした。日本シリーズの開幕直前に会見を行ったことも非難しています。野球を普段ほとんど見ていいないので私は清武の乱の方が日本シリーズよりも楽しめました。原監督のスキャンダルも面白いですね。島田紳助は引退しましたよね。プロ野球のオーナー会議では全く問題にされなかったようです。プロ野球も大相撲みたいになっていくのか?まぁ、それもいいかもしれません。 球界のぶっちゃけ話
球界のぶっちゃけ話