ぶら~りネット探訪

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『ドラゴン・タトゥーの女』を見た

デヴィッド・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグルーニー・マーラ主演の『ドラゴン・タトゥーの女』を見ました。音楽はデヴィッド・フィンチャー監督の前作『ソーシャル・ネットワーク』に続き、トレント・レズナーアッティカス・ロス

原作はスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる『ミレニアム』という推理小説だそうです。私は原作を読んでいません。町山智浩が『小島慶子 キラ☆キラ』で紹介していたことと、予告でレッドツェッペリンの『移民の歌』のカバーが使われていた程度の予備知識で見ました。

オープニングの映像にブッたまげました。最初は『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『イノセンス』に似たオープニングかと思っていましたが、当然それ以上のものでした。『移民の歌』もオープニングで使われています。このオープニングだけでも一見の価値があります。

ダニエル・クレイグが演じる雑誌記者ミカエルが36年前に起こった少女失踪事件を調査するというお話。ミカエルの助手をつとめるがルーニー・マーラが演じるドラゴン・タトゥーの女、リスベット・サランデル。

上映時間が158分もあり、前半で2回くらい寝てしまいました。ミカエルとリスベットが一緒に調査するまでがとにかく長いですね。後半は逆にエピソードを詰め込みすぎで、全体のバランスが少し悪い感じがしました。

配給はソニー・ピクチャーズですが、ミカエルとリスベットが使っているノートパソコンはマックでした。デヴィッド・フィンチャー監督の前作『ソーシャル・ネットワーク』もソニー・ピクチャーズの配給で、マックが破壊されるシーンやマーク・ザッカーバーグVAIOを使っているシーンがありました。ちなみにミカエルが使っているプリンタはEPSONでした。

ミカエルがマックで昔の写真を眺めて少女失踪事件に迫っていくシーンは『ブレードランナー』でデッカードが写真を解析するシーンを思い出しました。『ブレードランナー』ではブラウン管テレビみたいなモニターで写真の解析を演っていました。猟奇殺人の方法が聖書と関連付けられている所はデヴィッド・フィンチャー出世作『セブン』を思い出しました。

R-15という年齢制限は、猟奇殺人や人体破壊描写のシーンが盛りだくさんだからと思い期待していたのですが、グロいシーンはかなりボカした描写になっていたので、正直かなり拍子抜けしてしまいました。

ではなぜ年齢制限があるかというと、性描写、ファックシーンが多いためR-15となったのだと思います。でも、リスベットを演じているルーニー・マーラの体は貧弱で顔や髪型はアンガールズの山根みたいなので私の趣味ではありませんでした。

トレント・レズナーアッティカス・ロスのサントラは前作の『ソーシャル・ネットワーク』よりも良い意味で下世話な感じで良かったですね。『移民の歌』もトレント・レズナーがバックトラックを作っているそうです。トレント・レズナーとレッドツェッペリンはあまり関連性が感じられないと思っていたら、『移民の歌』の選曲はトレント・レズナーの趣味ではなく、デヴィッド・フィンチャーの趣味のようです。『移民の歌』と言うとブルーザー・ブロディ(プロレス)を思い出していましいます。

【映画パンフレット】 『ドラゴン・タトゥーの女』 監督: デヴィッド・フィンチャー 出演者: ロビン・ライトほか