ぶら~りネット探訪

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Perfumeの『JPN』を聞いた

Perfumeの『JPN』を聞いてみました。

CDを実際に買ったのはリリース直後で、DVD付きの初回限定盤を買いました。タワーレコードで買ったら店頭のくじ引きでボスターが当たりました。初回特典のDVDにライブの映像が入っていなかったのはかなり残念でした。

既に色々なところで言われているように前2作(『GAME』、『⊿』)とかなり趣が違っています。前2作がYMOに例える1枚目や『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』だとすると、『JPN』は『BGM』かもしれません。

アップテンポの曲が減り、ラップを取り入れている所が大きな『BGM』と『JPN』共通点であると思いました。なによりアルバムタイトルがアルファベットで3文字というのも共通しています。まっ、冗談なんですが。

最近のJ-POPのアルバムはシングルの寄せ集めで、『JPN』も例外はありません。完全な新曲は『The Opening』、『MY COLOR』、『時の針』、『心のスポーツ』、 『Have a Stroll』の5曲のようです。既出のシングル曲もアレンジが若干違うようです。改めて聞き直すとゆるふわ系の曲は『微かなカオリ』と『時の針』くらいでそれほどテンポが遅い曲は多くありません。

サウンドやアレンジが80年代アイドル歌謡的なアプローチが見られるという雑誌の記事を読んだ記憶がありますが、私はそれほど80年代アイドル歌謡的な雰囲気はかんじませんでした。強いて言えば『心のスポーツ』がEPOの『う、ふ、ふ、ふ、』がリズムのアレンジと雰囲気がちょっと似ているかなという程度ですね。このアルバムでは『心のスポーツ』が一番好きです。

星が流れて近くに落ちたら、今から二人で拾いに行こうというか歌詞が素敵ですね。福耳の『星のかけらを探しに行こう Again』という曲も思い出しました。

宇多丸中田ヤスタカの歌詞を褒めていましたが、携帯やメールが出てくる頻度が非常に高いのが気になりました。『575』ではラップな部分に「あー暇なう」という歌詞が出てきます。これはTwitterの「~なう」という事にしばらく気がつきませんでした。

全然関係ありませんが映画『ヒミズ』で、75調で思いついたこと喋り、言葉に詰まったら殴られるというゲームを染谷将太二階堂ふみがやっていました。

タマフルでアウトロ特集をやっていて、登場する音楽プロデューサーのアウトロ(曲の終わり方)のフェードアウト率が異常に高かった記憶があります。『JPN』ではどうかというと、『レーザービーム(Album-mix)』や『GLITTER (Album-mix)』以外はフェードアウトではなくきっちりとした終わり方をしています。

『GAME』と『⊿』を聞いてみるとやはりフェードアウト率は低いですね。宇多丸はこの辺を中田ヤスタカPerfumeに聞いて見て欲しいですね。シンセベースとドラムだけのエンディングの『ねぇ』が終わり方としてはこのアルバム中では一番印象的でした。

JPN(初回限定盤)(DVD付)
JPN(初回限定盤)(DVD付)