第46回共同通信杯を見に行った
:競馬の第46回共同通信杯を府中の東京競馬場に見に行って来ました。
2番人気のゴールドシップが1番人気のディープブリランテを残り200㍍を切った所で競り落とし1馬身3/4の差をつけて優勝しました。
今までスタートでいつも出遅れ、追い込みという脚質だったゴールドシップがスタートは五分に出て、先行策を取ったのにまず驚きました。直線を向いて手応えが怪しくなったように見えましたが、坂を登りきったあたりから一気に加速し、ディープブリランテを完全に捕らえて、さらに1馬身3/4の差までつけたのにもさらに驚きました。
ゴールドシップはまた出遅れて、直線だけの競馬で2着、さらに不利があれば3着くらいかと思って複勝を500円しか買っていませんでした。おそらく厩舎でゲートの練習を繰り返したのではないかと思います。さらに騎手が内田博幸に変わったのが良かったかのかもしれません。
ゴールドシップは札幌2歳ステークスから見ていますが、今日のレースぶりは去年までのレースぶりと全く違い、馬が入れ替わったのかと思うほどでした。
去年の共同通信杯を勝ったナカヤマナイトも坂を上がってから加速して、ゴール前でユニバーサルバンクを差し切っていました。共同通信杯は2年連続でステイゴールド産駒が勝ちました。
ゴールドシップは父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンというオルフェーヴルと似た血統構成で、メジロマックイーンと同じく芦毛です。しかし、ゴールドシップはデビュー当初からかなり馬体が白いのがちょっと気になります。
メジロマックイーンやオグリキャップ、ビワハヤヒデといった芦毛で活躍した馬は3歳のころの馬体は灰色で古馬になって徐々に白くなって来ました。若い頃から白い芦毛は早熟だったり、クロフネのように故障で古馬になる前に引退してしまうというイメージがあります。
ちなみに2ちゃんでは父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンの配合を「ステマ配合」とか「ステマニックス」と呼ばれているようです。
圧倒的な1番人気のディープブリランテは押し出される形で先頭に立ち、逃げる形になり、他の馬の目標になってしまったのが敗因ですね。ディープブリランテもまさか逃げるとは思いませんでした。岩田騎手も一か八かで逃げるなら速いペースで逃げれば良かったかと思います。
ディープブリランテはここも通過点で、クラシックの中心として進んでいくかと思ったのに、意外にあっさり負けてしましましたね。矢作調教師がかなり吹いていたのと、マスコミも「ダービーまでは負けない」みたいに書いている新聞があったり、牡馬も牝馬も今年の3歳はディープインパクト産駒が勝ちまくっていので、私も煽られてしまいました。プラス12㌔の馬体重は成長分と思っていました。
府中の東スポ杯を勝っているのに、弥生賞ではなく共同通信杯を使ったのは不思議だったのですが、単純に他の有力馬との対決を避けただけなのでしょうか?
共同通信杯から皐月賞へ直行というスケジュールの馬は皐月賞ではほとんど活躍していません。ゴールドシップもディープブリランテも皐月賞の前にもう一回レースを使うのでしょうか?牡馬のクラシック戦線はちょっと混沌としてきて、面白くなってまいりました。
3コーナー手前からスパートして、上位人気の馬を完封した京都記念の武豊のトレイルブレイザーの騎乗にも痺れました。先行馬に乗った時の武豊は侮れません。今年は中央のGIでも活躍してくれそうな気がします。