ぶら~りネット探訪

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『セレブ妻になれる人、なれない人』を読んだ

競馬のWIN5を買っても2億円どころか、万馬券も当たらないので、一攫千金を目指して『セレブ妻になれる人、なれない人 ― 年収1000万円以上の男性と結婚できる人の小さな習慣』という本を読んでみました。 白河桃子が実際にセレブ妻や年収1000万円以上のを稼ぐ旦那にインタビューし、セレブ妻になるためのハウツーを教えてくれる本なのですが、恐ろしく夢がない話ばかり驚きました。湯水ように金を使って贅沢三昧な生活をしたいからセレブ妻になりたいのに、この本を読むと質素、倹約、貯金や投資などに励むことがセレブ妻への道であるかのようなことが延々と書かれています。 「贅沢は敵だ!」、「欲しがりません、勝つまでは!」といった雰囲気で、セレブ妻というようよりも大日本国防婦人会と言った感じです。楽したい人やお金を貯めるよりも使うことが好きな人、自分の時間や自己実現にこだわる人はセレブ妻にはなれないみたいです。 金持ちが派手に金を使ってくれないと下々にも金が回らないので、景気も良くならないと思うのですが、この本の著者である白河桃子さんはそんなことは関係ないようです。 この本の本当に素晴らしい所は昔からの資産家はお上品で素敵で、成金やニューリッチは下品というような著者なあからさまな差別意識が見え隠れしているところです。 「4億の豪邸に住む3代目妻は図書館で本を借りる」という章のタイトルがたまりません。図書館で本を借りて読もうが、Amazonで本を買って読もうが、有隣堂で立ち読みしょうが、いいじゃないですか。万引き犯罪なのでダメですが。ちなみ、私はこの本を図書館で借りて読みました。 「お金持ちはどこに集うのか?」というコラムでは日本で英国の社交界にあたるのは名門ゴルフクラブだそうです。日本に7つあるこういった名門ゴルフクラブは審査が厳しく入るのが難しく、芸能人はダメで、元巨人のN島さんも入れなかったと書かれています。大橋巨泉もこのゴルフクラブには入れないみたいですね。と言うか、このコラムは芸能人やスポーツ選手も所詮は成り上がりで、親や先祖が金持ちの人にはやっぱりかなわないと書かれているように読めます。どうでもいい話ですが、巨人軍終身名誉監督のナガシマさんのシマは「嶋」なんですけどね。 「大人セレブ婚につながるご縁とは」というコラムではお金よりも何よりも縁を豊かに持つ人こそ、本当のセレブと言える時代と書かれていて、芸能人の高嶋ファミリーと写真家の桐島ローランドが例に上がっています。高嶋政伸と元モデルの美元は現在、泥沼の離婚裁判中ですし、桐島ローランドは以前、江角マキコと結婚して、すぐに離婚していましたね。ちなみに、この本が発売されたのは2010年の8月です。 最後の「セレブ妻になりたい人たちへ」という章で、唐突に
私はセレブ妻をハイリスクの「職業のひとつ」ととらえています。ある資産百億円以上のセレブ妻の女性が雅子様について、「大きなおうちに嫁げば、いろいろと義務があるのは当たり前。彼女はそれがわかっていないし義務を果たしていない」という手厳しい意見を言いました。
という雅子様に対する批判が書かれています。皇室を「大きなおうち」と書いているところが何とも言えない香ばしさがあります。 セレブ妻とは関係ないですが、週刊誌はネタが切れると決まって雅子様バッシングをやっているような気がします。私は特別、皇室に思い入れがあるわけではありませんが、雅子様バッシングだけはやめて欲しいと思いますね。陰湿ないじめと変わりませんよ。 そう言えば、レディー・ガガが子どものいじめ撲滅の啓発活動をする「ボーン・ディス・ウェイ財団(Born This Way Foundation)」を設立するとニュースがありました。 セレブ妻になれる人、なれない人 ― 年収1000万円以上の男性と結婚できる人の小さな習慣
セレブ妻になれる人、なれない人 ― 年収1000万円以上の男性と結婚できる人の小さな習慣