ぶら~りネット探訪

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『青春TV倶楽部 バラエティー編』を聞いた

『青春TV倶楽部 バラエティー編』というCDを聞いてみました。

このCDは懐かしのテレビ番組の主題歌や挿入歌を集めたコンピレーションアルバムです。タイトルにバラエティー編と付いているとおりバラエティー番組からの曲が集められています。

1959年の『スター千一夜』から2003年の『ココリコミラクルタイプ』のエンディング・テーマ『死ぬほどあなたが好きだから』まで34曲が入っていますが、バラエティー番組の曲という以外はどういった基準で選曲されたかがよく分からないほど選曲はバラエティーに富んでいます。

私は『11PMのテーマ』と『ヒゲのテーマ(DO ME)』が目当てで聞いてみましたが、他の曲もけっこう面白い曲が多く、けっこう楽しめました。この手のコンピレーションアルバムのブックレットは手抜きが多く、ブックレットなどに載っている情報は作詞/作曲曲くらいで詳しい情報はほとんど載っていないことが多いのですが、このCDのブックレットは1曲1曲けっこうしっかりした情報(テレビ番組の情報も含めた)が充実しているところも魅力です。ちなみに『スター千一夜』の第1回目のゲストは長門裕之津川雅彦兄弟と書いてありました。わらべの『もしも明日が…。』の解説には高部知子がスキャンダルで『欽ちゃんのどこまでやるの!』を降板したことまで書いてあるのもいいですね。

11PMのテーマ』は曲が終わったあとに安藤孝子のナレーションというか1人芝居みたいなものが入っているのが正直、邪魔な感じでした。『11PM』の裏番組だった『トゥナイト』のエンディング・テーマ『眠る、眠る、眠る』もこのCDには入っています。この奇妙なバランス感覚と言うか律儀なところがこのCDのもう一つの魅力です。『オールナイトフジ』のおかわりシスターズの『心はシーズンオフ』と『グッド・モーニング』、オナッターズは『恋のバッキン!』が収録されています。ちなみにオナッターズのナニーは浜田雅功の嫁、小川菜摘

すぎやまこういち細野晴臣小西康陽が作った曲はこのCDに2曲以上の曲が収録されています。

すぎやまこういちは『ザ・ヒットパレード』、『世界は笑う』。『世界は笑う』はコント55号が歌っています。萩本欽一のちょっと照れた感じの「ゴー!ゴー!」がいいですね。坂上二郎さんは歌手志望だけあっただけで、欽ちゃんよりも歌は上手いですね。ホーンセクションが入っていて、クレイジーキャッツのようなゴージャスで、小粋な感じに仕上がっています。

細野さんの作品はイモ欽トリオの『ハイスクールララバイ』と』『きたかチョーさん まってたドン』が入っています。『きたかチョーさん まってたドン』が細野さんの作曲だったとはこのCDを聞くまで知りませんでした。プリティ長嶋は今では千葉県議会議員です。ちなみ、うなずきトリオの『うなずきマーチ』は大瀧詠一の作曲。

ウゴウゴルーガ2号』のテーマ『東京は夜の七時』と『ワイルド・ジャンボ・ロック』が小西康陽の作品。陣内孝則が歌う『ワイルド・ジャンボ・ロック』は初めて聞きました。ジェームス・ブラウンウィルソン・ピケットオーティス・レディングの代表曲のリフやフレーズをコラージュしたようなアレンジが素敵です。このCDの発売元はコロンビアレコードです。

『ヒゲのテーマ(DO ME)』もファンキーでいいですね。この曲はテディ・ペンダーグラスが『Do Me』のバッキングをアレンジしたもので、志村けんのアイディアだったそうです。このアイディアはある意味、ヒップホップ的な手法ですね。ヒゲダンスが流行ったのは1979年で、シュガーヒル・ギャングの『ラッパーズ・ディライト』がヒットしたのも1979年みたいです。

青春TV倶楽部 バラエティー編