東京競馬場で行われた第78回東京優駿、日本ダービーは1番人気、池添謙一騎手騎乗のオルフェーヴルが優勝し、皐月賞に続き二冠を達成したそうな。
台風が接近し(温帯低気圧になったそうですが)雨が降り続くという最悪のコンデションのダービーでした。ステイゴールド産駒であるオルフェーヴルが1番人気でダービーを勝つところを見たかったし、もしかしたら柴田善臣が初めてクラッシックを勝つところも見てみたかったし、ドバイのモハメド殿下も生で観戦し、モハメド殿下の持ち馬であるデボネアに急遽、ランフランコ・デットーリ騎手騎乗するというので雨の中、府中まで出かけてきました。
18頭の単勝を100円ずつ、オルフェーヴルの単複を1000円ずつ、ナカヤマナイトの単複を100円ずつ、あとはオルフェーヴルから3連複を100円ずつ5点買いました。不良馬場だったのでキングカメハメハ産駒のペルシャザールも絡めていましたが、ウインバリアシオンは買っていませんでした。
オルフェーヴルはパドックでは皐月賞のときほとんど変わらずに落ち着いたかんじでしたが、小走りするような仕草を少しだけ見てせいました。パドックでジョッキーが騎乗する前に社台ファームの吉田照哉(社台ファーム代表)と後藤浩輝騎手、田中勝春騎手がかなり大きな声で談笑していたのが印象的でした。2人の騎乗した馬は2頭とも社台レースホースの持ち馬で、ペルシャザールは3着でした。
ゴールでは傘のためターフビジョンを傘の間から見るのがやっとという状態で、直線の攻防はターフビジョンも全く見えませんでした。リプレイがターフビジョンで放映され、やっとオルフェーヴルが勝ったことが分かりました。
ナカヤマナイト、オルフェーヴルは皐月賞と同じように中団からやや後ろ目でレースを進め、直線に勝負かけたわけですが、オルフェーヴルとナカヤマナイトの間には8馬身以上の差ついていました。良馬場でも不良馬場でも同じようなレース運びで勝ちきることができるオルフェーヴルはかなりの実力があると思います。動画をよく見ると直線に入ったところでナカヤマナイトがオルフェーヴルを内にはじき飛ばしているように見えます。
2着のウインバリアシオンもほぼ道中はオルフェーヴルのすぐ後ろから、直線だけでオルフェーヴルと同じような脚を使えるといのも凄いですね。6番人気でながら青葉賞を勝ったのはダテじゃなかったのですね。アンカツがペルシャザールではなくてウインバリアシオンを選んだのはこういう訳だったのですね。ペルシャザールも3着にはきていますが、7馬身も間があいていますからね。
ナカヤマナイトはまたしても父のようなジリジリする走りで4着。もう少し頑張って、せめて馬券に絡めるまでになって欲しいですね。来年の目黒記念くらいまで勝てないような気もします。目黒記念を勝と父子2代制覇となののか。それもいいですね。
しかし、ステイゴールド産駒でダービー制覇、春のクラッシック2冠を達成する馬が出てくるなんて驚きです。そしてオルフェーヴルの母の父はメジロマックイーン。メジロ牧場は5月20日をもって解散してしまいました。メジロ牧場からダービーは出ませんでしたが、ブルードメアサイアーとしてダービー馬を出せたのは良かったのではないかと思います。池添謙一騎手の勝利ジョッキーインタビューのときに、ステイゴールドやメジロマックイーンの名前が出たときはちょっと胸が熱くなりました。
オルフェーヴルし無事に夏を乗り切ればやはり3冠を目指すことになるのでしょう。今日のような泥んこ馬場をこなせるということは同じステイゴールド産駒で凱旋門賞2着のナカヤマフェスタのようにヨーロッパの馬場もこなせるのではないかと思ったりもします。まずは秋にオルフェーヴルが無事な姿見せてくれることを祈っています。