ぶら~りネット探訪

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『西原理恵子の人生画力対決 1』を読んだ

ビッグコミックスペリオールに連載されている『西原理恵子人生画力対決』の1巻目を読んでみました。

西原理恵子ロフトプラスワンで、生で漫画家と絵で勝負した様子を漫画でまとめたのが『西原理恵子人生画力対決』です。下書きや資料などを一切見ずに編集者が出すお題をその場で描くというなかなかスリリングと言うけっこう無茶な勝負が繰り広げられています。

西原理恵子と対決した漫画家は、しりあがり寿みうらじゅん藤子不二雄Ⓐ、国友やすゆきちばてつや高井研一郎とがしやすたかやなせたかし江口寿史福本伸行の10人。年齢は高めですが、かなり豪華なメンバーで驚きました。特に藤子不二雄Ⓐやちばてつやといった生きる伝説とも言える漫画家が出ているところが凄いですね。

そんな伝説の漫画家に対しても西原理恵子は相変わらずキツいツッコミを入れているのが凄いし、笑えます。ちばてつやの描いた白木葉子が不自然な富士額ではない所にすかさずツッコミを入れているところはさすがです。石原都知事というお題でちばてつや石原都知事青木雄二風になっているのは青少年育成条例などが関係しているかと勘ぐってしまいました。西原理恵子が『総務部総務課山口六平太』の高井研一郎と『釣りバカ日誌』の北見けんいちの区別がついていなかった所には思わず同意してしまいました。

どの対決もかなり面白のですが、私が一番面白かったのは江口寿史です。よくぞ出てくれたという感じですね。「描けなくなった漫画家」対「描けない漫画家」対決。しかも、江口寿史のビックマウスぶりがプロレスのヒールみたいで、煽り方もいい感じです。江口寿史は最近も「俺が一番、女の子をかわいくかけるんだ!」みたいなことを呟いてネットで話題になっていましたね。最初のお題が「マイケル・ジャクソン」で西原理恵子マイケル・ジャクソンが明らかに江口寿史のタッチを真似しているところが良かったです。

「『幽☆遊☆白書』や『ハンター☓ハンター』の冨樫義博ではなくエロでお笑いの”とがしやすたか”です」と紹介される、とがしやすたか蛭子能収に唯一競える画力とまで言われる始末。さらに芸大の油絵科を目指して5浪(結局、合格できず)したことや小池一夫漫画村塾出身という経歴までバラされています。

ちなみに、みうらじゅん西原理恵子は同じ美大の同じ学部の出身だそうです。みうらじゅんの回ではさりげなく、「よそに子どもをつくっても、何をやっても許される日本一のゆるキャラ」と書かれていたりします。

西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)