ぶら~りネット探訪

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布施明の『Ballade』を聞いたみた

布施明のバラードのカバーを集めたアルバムBallade』を聞いてみました。このアルバムは2008年にリリースされたアルバです。 布施明と言えば、私は『君は薔薇より美しい』が好きです。歌謡曲だけどちょっと小洒落た雰囲気と布施明の力強い歌声がいいですね。作曲はミッキー吉野なんですよね。最近では仮面ライダー響鬼の主題歌『少年よ』も好きです。 確かに布施明は声もいいし、歌も上手い。布施明は今年63歳になるそうです。このアルバムが作られていたのは60歳前後ということを考えると、驚異的な歌声だと思います。おそらく日頃からトレーニングや節制をかかしていないのでしょう。バラードを集めたアルバムなので声量を全開にして歌うことは殆どないのですが、これだけ分り易く歌の上手さを感じさせるというのはやはり凄いと思います。 余談ですが、森進一も1947年生まれで布施明と同じ歳です。最近亡くなったつかこうへいは1948年生まれ。団塊の世代というやつですね。 このアルバムでは70年代から最近までの歌謡曲、J-POPがバランスよく選曲されています。1曲目が沢田研二の『時の過ぎゆくままに』なのが、ちょっと意外な感じでした。『ワインレッドの心』、『いっそセレナーデ』と井上陽水絡みの曲が2曲入っているのもちょっと意外ですね。 このアルバムのどの曲も歌の完成度はかなり高いものになっています。しかし、あまりにも完成度を追求したせいか、聞いていて窮屈な感じがどうしてもしてしまいます。『世界で一つだけの花』はオリジナルよりもさらに説教臭く聞こえる気がします。 『いっそセレナーデ』はオリジナルの持つニヒルな雰囲気あまり感じられません。『いっそセレナーデ』は確かサントリーの角瓶のCMに使われていた気がします。布施明の『いっそセレナーデ』は酒ではなくスポーツドリンクや野菜ジュースなどのCMにも使えるような気がします。 選曲やアレンジも手堅い感じで、遊びの部分がほとんど感じられないのも残念なところです。『いとしのエリー』では若干、崩して歌ったり、あえて抑えた感じで歌っているところは面白いですね。オフコースの『さよなら』のサビも抑えてい歌っていますが、これはちょっと滑稽な感じに聞こえます。 歌の上手さをは確かに感じますが、面白さという部分では正直、残念な感じなアルバムですね。 Ballade
Ballade