ぶら~りネット探訪

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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだ

話題のベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んでみました。 この本の売上は100万部に達するすそうです。去年の年末に出た本で、出た当初から複数の雑誌の書評で取り上げられ話題になっていました。『荒川強啓 デイ・キャッチ!』で宮台真司がこの本を読んでもドラッカーの『マネジメント』の本質は全く掴めないと言っていた記憶があります。宮台先生の仰る通りでした。 推理小説、冒険小説、恋愛小説、純文学のベストセラーならば全く読みたいと思わないのですが、ドラッカーのマネジメントという聞きなれない言葉とライトノベルのような表紙のミスマッチ感が気になって読んでみました。 ネットでのレビューでも指摘されているとおり、小説として見た場合、この本の文体というか文章はお世辞にも上手いとは言えません。ライトノベルというものを私は全く読んだことがないのですが、ライトノベルというのはこんな感じなんでしょうか? 私の頭が悪いせいなのかドラッカーの『マネジメント』については正直、全くと言っていいほど頭に入りませんでした。ヒロインがドラッカーの『マネジメント』に沿ってマーケッティングや人事やイノベーションに取り組んで野球部を強くしていくというのはボンヤリとは分かるのですが、話があまりにもスムーズに進んでいくせいなのか、やはり基本的に私の頭が悪いせいか「マネジメント」とは「人を効率よく動かして成果をあげる」ということぐらいしか分かりませんでした。 でも、さすがに100万部を売る本だけあって非常に読みやすく、泣きながら一気に読みました。泣きながというのは冗談ですが、ありがちな話ですが途中で飽きることなく読めました。 この本のこの後の展開に興味があります。アニメ化、漫画化、実写映画化、実写ドラマ化などのメディア展開されていく予感があります。2時間の映画ならちょうどいいと思いますが、漫画や連続ドラマにする場合にはキャラクターの設定や野球のシーンなどについては改めて練り直さないとスカスカになってしまいます。 この本の著者の岩崎夏海という人は秋元康の弟子で、AKB48のプロデュースにも関わっているそうです。そして「あとがき」ではこの小説に登場する人物のAKB48のメンバーをモデルにしていると書いています。 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら