ぶら~りネット探訪

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西原理恵子の『上京ものがたり』を読んだ

西原理恵子の漫画は最近やたらと映像化されてますね。去年は『いけちゃんとぼく』、『女の子ものがたり』が実写化され、『毎日かあさん』テレ東でアニメが放送されてます。 私が初めて西原理恵子の漫画を見たのは洋楽雑誌『ロッキング・オン』の渋松対談の横の4コマ漫画が初めてです。申し訳ありませんが、ここまで売れるとは当時は想像出来ませんでした。『ロッキング・オン』には根本敬相原コージ山本直樹などマニアックな漫画家が漫画を描いてましたなぁ。そう言えば『ロッキング・オンJAPAN』では江口寿史も描いてました。 西原理恵子は小説家やコラムニストとの共著が多く、私は清水義範との「お勉強」シリーズを読んだりしました。現在は週刊新潮佐藤優さんと『週刊鳥頭ニュース』を連載してます。優さんのコラムも非常におもしろいですね。お題が『アバター』のときに優さんの『国家の罠』に映画化の話があり、『アバター』のように3Dでやって、鈴木宗男田中真紀子が飛び出す映像にしたいと書いていたのが笑えました。拘置所で迎えるバレンタインデーの話も良かったですね。拘置所ではバレンタインデーにキットカットが配られるそうな。 さて、今回は読んだのは『上京ものがたり』は、絵で身を立てるために高知から東京にやって来た西原理恵子が色々と苦労をしながら絵でなんとか食べていけるまでが描かれています。ちなみに私は西原理恵子の漫画だけの作品を読むのは今回が初めてです。 貧乏で金に苦労しているのに一緒に暮らしている男は働かず、バイト先のミニスカパブの店長や嫌なお客の話は文字にするとかなりヘヴィーな話が多いのですが例のヘタウマな絵でかなり中和されています。この漫画は実施映画化したら、前半はちょっと洒落にならない感じになると思います。でも見たい気もします。 エロ本のカットの仕事から徐々に絵で食べていけるようになるところは、かなりグッとくるものがあります。働かないかった座敷犬みたいな男にもミニスカパブのお客の悪口や愚痴を聞いてくれていたことにも感謝の気持ちがわいたというところもよかったです。(結局、この男とは別れ後の事ですが) ミニスカパブの事は『週刊鳥頭ニュース』でも描いいました。エロ本のカットで絵に自信がないのでサービスでスケベな小話を詰め込んでいた話も対談か何かで読んだ記憶があります。グッときたり、ジーンとしたり切なかったり、笑えたり色々な気分を味わえる不思議な漫画です。 上京ものがたり
上京ものがたり