ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

『傍聴マニア09』を見ているけど

傍聴マニア09』を見ているけど、残念ながらあまり面白くないですね。このところ私はドラマの内容よりも南明奈のエッチな衣装と六角精児の派手なシャツの柄に注目しています。

3話目はストーカー事件の裁判、4話目はミュージシャンの覚せい剤事件の裁判、両方とも「良い話」的な着地点にこだわりすぎているのが裏目に出ている気がします。被告人が断罪される所やシビアでリアルな裁判の様子が見たいというわけではありませんが、安易に「いい話」に持っていくのもどうかと思います。

3話目はストーカー事件でキャパ嬢と客の話。ストーカーになった客とキャパ嬢の関係は 実は最初は純愛で、時間が経過するうちに2人の関係も変わってしまったという内容。ストーカーの被告人の行動があまり異常ではないので、なんだか痴話喧嘩みたいで全体的に中途半端な感じでした。

4話目の芸能人の覚せい剤事件は非常にタイムリーなネタなのに、これも「良い話」にもって行こうとしすぎで失敗している感じでした。

本筋の芸能人の覚せい剤事件の前に向井理がヤクザの親分の覚せい剤の裁判に何も分からず傍聴してしまって、周囲をヤクザに囲まれてしまうところは笑えました。

なんで覚せい剤に手を出したかの動機についてほとんど触れられていないのはどうなのかと思ってしまいました。その辺から話を膨らます方法もあったと思います。

検察や弁護人、そして裁判官にまでロックスターだったときの態度で応じる被告人の姿はまぁまぁ面白かったです。バンドの名前が「ポチョム菌」で被告人の芸名がエイゼンシュタインというのはソ連映画戦艦ポチョムキン』からですね。遠藤ミチロウの「スターリン」を思い出しました。ついでに田口トモロヲは「ガガーリン」という名前のバンドをやっていました。

元バンドのメンバーが検察側の証人に立ち、被告人の今までのミュージシャンとしての虚像を叩き壊すというシーンはけっこう良かったですね。その後に被告人が田舎の友達の情状証人を拒否し自ら孤立無援の状態になるところから、被告人の回想シーンで泣かせにかかる展開にはちょっと唖然としました。特に被告人が逮捕されるきっかけとなったスーパーでの柿の万引きがなにげなく伏線になっていて、その伏線が回収されるところは鳥肌が立ちました。

被告人が最後に歌を歌うのは岡村靖幸を思い出しました。ちなみに岡村靖幸は歌わずに『樹氷』という自作の詩の朗読を行っていたそうです。