ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

KOJI12000の『ディスカスティング』を聞く

テイ・トウワのプロデュースによる今田耕司のアルバム第二弾『ディスカスティング』を聞いてみました。

ユニット名がKOJI1200から0が一つ増えてKOJI12000に変わっています。サウンド的にはKOJI1200の『アメリカ大好き』に引けを取らない内容になっています。しかし、笑いの部分が若干ですが後退しているような気がします。

東野幸治の出番がほとんどないかわりにプロデューサーのテイ・トウワ、デュエットの相手の原万紀子カシオペア向谷実が(?) 登場したりします。

シングルカットされた『DUET!!』は本当はソロで歌いたいのになぜかデュエットしているという、なんとも奇妙な歌詞になっています。デュエットの相手の原万紀子よしもとグラビアエージェンシー1期生で、現在も活動しているようです。

『News』は当時(1998年)の芸能ニュース(吉本の芸人)を今田耕司が喋っているだけの内容になっています。2010年くらいに聞いて欲しいと言っています。吉本新喜劇の東京進出(テレビ)について話していますが、あっけなく終わってしまった気がします。

前回の『ワインレッドの心』のような邦楽のカバーは矢沢永吉の『時間よとまれ』をやっています。なぜかバックの演奏がカシオペア。リズムの切れ味が非常に良いアレンジになっています。間奏でのギターとシンセのユニゾンがたまりません。そして、今田耕司の歌が心なしか上手くなっているような感じがします。その次の『宇宙人』でもそれなりに歌っているので今田耕司の歌は進歩していたということだと思います。

『Happy(navigation version』はテイ・トウワのソロアルバム『Sound Museum』に入っていた『Happy』をバックに今田耕司がインスタントラーメンの作り方・食べ方をナビゲートしてくれます。このナビゲートが深夜の通販番組の外人風の喋り方になっていて、それなりに笑えます。

『Nothing』の金がない、家ない、車ないという歌詞はなんだか電気グルーヴの『N.O』を思い出しました。『Nothing』は親も子も故郷もない、全部タダでくれと歌っています。

『Epilogue』では今田耕司がレコーディング振り返るという話になっていて、弱音を吐く今田耕司テイ・トウワが「テイ・パンチ」で喝を入れたりしています。この部分は後のテイ・トウワクラムボン原田郁子をボーカルにフィーチャーしたシングル『火星』のPVを思い出します。

ジャケットはブルース・リーを意識したものになっていて、『死亡遊戯』の黄色いトラックツーツを今田耕司が着ています。

私は藤井隆よりも今田耕司のCDの方が好きですね。音楽面ではテイ・トウワの力が大きいのですが、あくまでもお笑い芸人として笑いを絡めているところがいいですね。

ディスカスティング
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