ぶら~りネット探訪

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TAK MATSUMOTOの「THE HIT PARADE」

TAK MATSUMOTOの『THE HIT PARADE』を聞いてみました。このアルバムはB'zの松本孝弘TAK MATSUMOTO名義でリリース2003年にリリースされたアルバムです。 今まで私は特にB'zをはじめとするビーイング系の音楽についてはほとんど関心がなく、CDなどでじっくりと聞くことはありませんでした。今回はカバーアルバムということで興味が湧き聞いてみることにしました。 シングルカットされた『異邦人』や『イミテイション・ゴールド』はテレビなどで知っていました。アルバムはこの2曲を含めて17曲入っています。この手の企画モノCDとしてはかなり作り手の趣味が強く反映されているように感じられ、それがい意味の「偏り」を感じさせ非常にユニークで面白いものとなっています。例えば宇崎竜童が作曲した曲が2曲(『イミテイション・ゴールド』、『港のヨーコ・ヨコハマヨコスカ』)は入っていたり、ユーミンが作曲した曲が2曲(『雨の街を』、『「いちご白書」をもう一度』)が入っていたりします。 この手のカバーアルバムでは筒美京平の作品が1曲くらいは入っているものなのですが、このアルバムでは1曲も入っていないところがちょっと驚きました。歌謡曲系が少なめで、ニューミュージック系の曲が多めな感じですね。 松本孝弘がギタリストであることからギターが目立つ曲が選曲されているのもこのアルバムの特徴です。中森明菜の『少女A』やオフコースの『時に愛は』が選曲されているのはリフやギターソロが印象的な曲だからだと思われます。それにしても山下達郎の『Paper Doll』が選曲されているのは意外でした。ファンキーなギターカッティングやワウのソロが決まっていて、このアルバムの中で一番好きです。エンディングのワウもいいですね。ちなみにオリジナルはフェードアウトです。 クリエイションの『SPINNING TOE-HOLD』が取り上げられているにも驚きました。この曲は全日本プロレスのリングに上がっていたドリー・ファンク・ジュニアとテリー・ファンクザ・ファンクスの必殺技の名前であり、入場テーマ曲でもありました。 ギタリスト松本孝弘のアルバムということでほとんどの曲でビーイング系女性シンガーが歌っているのですが、曲によって当たり外れが大きいのがこのアルバムの特徴と言うか難点ですね。『少女A』を歌っている上原あずみと『パープルタウン 〜You Oughta Know By Now〜』を歌っている竹井詩織里はオリジナルと比べるとカラオケレベルの歌唱力で、ちょっとどうか思います。逆に『雨の街を』を歌っている松田明子、『時に愛は』の宇徳敬子や『Paper Doll』のFayrayはかなりいい出来ですね。 THE HIT PARADE
THE HIT PARADE