ぶら~りネット探訪

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「the popular music 筒美京平トリビュート」を聞く

「the popular music 筒美京平トリビュート」を聞いてみました。このアルバムはタイトルのとおり筒美京平のトリビュート盤です。最近では作詞家、作曲家のトリビュート盤も作られるようになっているようですね。 トリビュート盤は必然的にカバー曲集になるわけで、オリジナル曲に対する新しい解釈やアプローチ、アイデアがあるかないかが各楽曲の面白さ、そしてアルバムとしての面白さを左右するものと私は考えています。オリジナルのほぼアレンジで歌っていしまうのはただの自己満足のカラオケで、それでお金取るのはいかがなものかと思います。 「セクシャルバイオレットNO1」のつんく♂のアレンジは桑名正博のほぼ完コピです。そして歌声までつんく♂は桑名正博をコピーしています。恐らく何の予備知識もないまま聞いたらどちらがオリジナルなのか分からないほどの完コピぶりです。こういったカバーのアプローチは初めてです。一本取られた感じです。逆に、秋川雅史が朗々と歌う「飛んでイスタンブール Homme」は全く別の曲に聞こえます。 山崎まさよしの「さらば恋人」(オリジナルは堺正章)はモータウン風のアレンジがいい感じです。島谷ひとみの「魅せられて」はなぜ舞台がギリシャからスペインになっています。この意図なんなんでしょうか?清水ミチコが伊豆でジュディ・オング記念館をみつけて、「ジュディ・オング記念館、伊豆にある~♪」と「ラジオ ビバリー昼ズ」で歌っていたのを思い出しました。ゴスペラーズの「夏のクラクション」もあまりアレンジは変わってませんね。どうなら1コーラスぐらいアカペラで歌ってみたら面白いと思うのですが。 melodyの「.真夏の出来事」はイントロのコーラスのリフがないのがいただけません。平山みきの曲なら「ビューティフル・ヨコハマ」や「真夜中のエンジェル・ベイビー」をカバーして欲しかったですね。 草野マサムネの「木綿のハンカチーフ」は期待していただけに、かなりがっかりしました。スピッツユーミンの「14番目の月」をオリジナルとは全く違うロックなバンドサウンドでカバーしていたので、期待していたのですがオリジナルに近い素朴で当たり障りのないアレンジでした。ちなみに「木綿のハンカチーフ」は椎名林檎もカバーしていました。椎名林檎の方は割と好きです。 アルバムの最後はクレイジーケンバンドが「また逢う日まで」でしめています。特にアレンジは変わっていないのですが、横山剣さんの筒美京平への敬意の気持ちが伝わる出来になっています。できれば1コーラスぐらい半田健人に歌わせてあげれば、モアベターだった気がします。そう言えば筒美京平を師と仰いでいた近田春夫も参加していなのも寂しいですね。 the popular music ~筒美京平トリビュート~
the popular music ~筒美京平トリビュート~