ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

春風亭小朝の「あなたがさよならを言われた33の理由」を読んだ

金髪豚野郎こと春風亭小朝の「あなたがさよならを言われた33の理由」を読んでみました。 「苦悩する落語」と「苦悩する落語2」は以前に読んだことがあります。「あなたがさよならを言われた33の理由」の存在は知っていましたが、わざわざ読むのはどうかと思っていました。泰葉との離婚と最近の泰葉の暴れっぷりを見ていたら興味が湧いたので読んでみました。吉田豪が「コラムの花道」でこの本紹介していたのですが、あまり詳しく取り上げてくれませんでした。余談ですが最近、みのもんたは「朝ズバッ!」で泰葉の話題が出てくると露骨に嫌な顔して、コメントもほとんどしません。 この本は女が男に振られる具体的な33の事例をあげて、「こんなふうにはなってはいけません」と小朝が恋の指南をしてくれています。小朝版「こんな女は嫌だ」といった方が実は当たっているかもしれません。しかし、33も事例を挙げると、誰でも(男でも)どれか1つは該当する事例があるような気がします。「後悔ばかりしている」、「なんとなく生きている」、「男から注目されたい」なんて誰でも多かれ少なかれ該当しますよね。インチキな占いみたいで、誰にでもありそうな事例を並べただけという気がします。 まぁ、そんなどうでもいいようタレント本なんんですが、泰葉や海老名家との関係を考えると小朝の心の底が見えてくるような気がするから不思議です。ファザコンに関しては何度か触れていますが、小朝の自身はファザコンをの女は嫌いではなくむしろ好きだと書いていたりします。「自分が男より優位に立っていたい」では婿養子に入った男を例にして、そんなマスオさんみたいな男でも野心や野生は忘れてはいないと書いています。「肉を斬らせて、いずれ骨を断つ」なんて書いています。小朝は婿養子ではなかったのですが、今考えると小朝と泰葉、海老名家の微妙な関係がうかがえる気がします。林家いっ平の三平襲名の前に泰葉と離婚したり、明治座での「林家三平物語」の演出を小朝が降りたりしたのは計画的だったのではないかとも取れます。 ちなみにこの本が出版されたの1992年で、マザコン男とファザコン女のところでは4代目桂三木助のエピソードなども書かれていたりします。 あなたがさよならを言われた33の理由
あなたがさよならを言われた33の理由