ぶら~りネット探訪

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小島真由美の「パブロの恋人」を聞いてみる

小島真由美の「パブロの恋人」を聞いてみました。 「パブロの恋人」は2004年に発売された小島真由美の6枚目のオリジナルアルバムです。1曲目がいきなりアルバムタイトルでもある「パブロの恋人」で始まります。歌詞にキャンパスという言葉がくるあたりからパブロってパブロ・ピカソのことなのでしょうか?アルバムの1曲目を飾るにしてはちょっと地味目な曲です。でもいい曲です。 2曲目の「ハートに火をつけて」、3曲目の「スウィング#2」はアップテンポでジャジーな曲になっています。「スウィング#2」はお得意のスキャットで押しまくります。4曲目は「蛇むすめ」はコミカルな感じで、サウンド的には「蛇むすめ」はインドという感じはしませんがで戸川純の「隣のインド人」を思い出しました。ちなみに「へび少女」は梅図かずおで「猫娘」は水木しげる。 6曲目の「砂漠の向こう」のサビの部分や全体の印象が「バグダッド・カフェ」という映画の「コーリング・ユー」に少し似ているような気がしました。 後半の「茶色の小瓶」や「ブルーメロディー」、「さよなら夏の光」は明るく快活な感じでの曲で小島真由美の前期の作品にあった明る感じの作品に仕上がっています。「さよなら夏の光」は去りゆく夏、去りゆく青春の切なさを明るく歌い上げているのですが、微妙なブルージーな切なさがたまりません。 全体的にジャズぽいアプローチの曲が多く、昭和歌謡的な感じの曲はこのアルバムではほとんどないような気がします。アレンジやバックの演奏も非常によく練られたものですが、曲の構成はシンプルで聞きやすアルバムだと思います。ですが、「パブロの恋人」のイメージが地味だっため私は初めて聞いた時はどうもピンと来なかったのですが、iPodで個々の曲を聞くうちに全体的なアルバムの良さに気が付きました。 パブロの恋人
パブロの恋人