ぶら~りネット探訪

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西山牧場、生産牧場をダーレージャパンに売却

スポーツ報知によりますと、98年皐月賞菊花賞2冠馬セイウンスカイなどを輩出した日本を代表する生産ファーム、西山牧場の本場(北海道むかわ町)がダーレージャパンファームに売却されたことが11日、明らかになったそうな。この日までに契約が交わされたもので、売却されたのは約400ヘクタールの敷地と厩舎などの建物。けい養馬は含まれないそうな。

このニュースは大変ですね。私の中では三浦皇成騎手の新人最多勝記録と並ぶ今年の競馬の最大のニュースです。5年後あるいは10年後になって振り返ると日本の競馬の転換点となる出来事になるような気がします。10年後の日本ダービーの出走馬の半分は社台関係の馬であと半分はダーレーの馬になっているかもしれません。

西山牧場は生産牧場をダーレーに売却し、自前の生産牧場での生産はやめるわけですが、ニシノフラワーなどけい養中の繁殖牝馬は、他牧場へ預託し生産を続け、北海道ひだか町富川の育成センター、茨城県阿見町稲敷市の育成センターは存続するそうです。西山牧場の生産馬で思い出すのはやはりニシノフラワーセイウンスカイですね。やたらと冠号があるオーナーブリーダーとい印象もありますね。「ニシノ」、「セイウン」、「セント」、「ブランド」、「シロー」、「アマノ」といった冠号を使ってます。

このスポーツ報知の記事にもありますが種牡馬事業の失敗というのが大きいようですね。セイウンスカイがクラッシック路線で活躍し始めたころ、すでに父のシェリフズスターは行方不明になっていたという話が有名ですね。競馬で最大の賭けは種牡馬事業なのかもしれませんね。社台はノーザンテーストサンデーサイレンス、そしてサンデーの子供たちでヒットを飛ばし続けていますが、ウォーエンブレムみたいな馬も引いたりしてます。日高の生産者グループが買ったラムタラも散々でしたね。結局、2006年にイギリスに買い戻されてていました。

ダーレーの日本進出は本気ですね。西山牧場の生産牧場をを買収するの前にすでに6牧場に約50頭の繁殖牝馬をけい養して生産を行っているそうで、2005年産が初産駒になるそうだ。JRAでダーレーの生産馬が走る日もそう遠くはないのかもしれません。