ぶら~りネット探訪

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キリンジの「47’45”」を聞く

キリンジのセカンドアルバム「47’45”」を聞いてみました。 私はキリンジの存在は前から知っていましたが本格的にCDを聞くようになったのは今年になってからです。キリンジは今年でデビュー10周年だそうで、正直もっと早くキリンジの良さを気づいておけば良かったと思う今日この頃です。 アルバムタイトルの「47’45”」はこのアルバムの演奏時間が47分45秒ということからなのでしょうか?ジャケットはジョギングウェアで走る堀込高樹をマイクを持ったスーツ姿の堀込泰行を追うというなんだかよく分からない写真になっていて笑えます。最後の「口実」は2分45秒で一旦演奏が終わり、その後無音の状態が続き4分10秒くらいからまた演奏が始まります。 前作の「ペイパードライヴァーズミュージック」に比べると全体的に若干、地味というか落ち着いた感じの曲が多い気がします。「恋の祭典」、「牡牛座ラプソディ 」、「ダンボールの宮殿」といった曲が特に私は好きです。 キリンジの歌詞の独特の世界観にも私は魅力を感じています。現代詩的な不思議な言葉遣いに惹かれます。「恋の祭典」では「マスゲーム」という言葉が出てきます。私は「マスゲーム」という言葉を聞くとどうしても北朝鮮とか共産主義の国を連想してしまいます。「牡牛座ラプソディ 」の「男の挽歌で尻を拭く奴」あるいは「彼にバレたら居直れ」というフレーズは耳に残ります。」「ダンボールの宮殿」の「昨日がサギなら、明日はカモ」と言うのもいいですね。散文的な歌詞はほとんどなく、物語や風景はイメージすることは難しいのですが、一つ一つの言葉やフレーズが独特で耳に残ります。 音の方ももちろん、素晴らしいものになっています。良く練られたアレンジは派手さや小洒落たところは表面的にはそんなに感じないのですが、非常に耳触りのいいものになっています。全体的に清涼感と暖か味が絶妙に溶け合ったサウンドだと思います。 47’45”
47’45”