ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

「攻殻機動隊S.A.C.3」を見る

攻殻機動隊S.A.C」のDVDの第3巻を改めて見てみました。 この巻では「マネキドリは謡う」と「模倣者は踊る」という話が収録されています。両方とも「笑い男事件」にに関する話で続きものになっています。 6年ぶりに現れた笑い男が警視総監の暗殺をほのめかし、9課と警察が笑い男と疑われるナナオ・Aを追いながら、大堂警視総監の警備にあたるというのがこの二つの話の主な流れになっています。 荒巻課長が9課のミーティングの冒頭で再び現れた笑い男を警察による自作自演と言いきるところいいですね。笑い男ではないかと警視庁特捜部が追うナナオ・Aに関してもバトーは状況証拠ばかりで限りなく黒に近い白と言っています。実際の事件でも状況証拠だけで容疑者を逮捕といったことは今まで何回もあったりしましたね。三浦和義元社長の事件もそんな事件の1つでした。古いところでは帝銀事件の平沢貞通もほとんど状況証拠と取調での自白だけで死刑判決が下されていました。(死刑は執行はされていません)帝銀事件は「攻殻機動隊S.A.C.」の元ネタにはなっていませんが、なんとなく元ネタになりそうな事件に思えます。 草薙素子が6年前の「笑い男事件」を振り返るところも面白いですね。朝のニュース番組の天気予報のコーナーの画面に笑い男とアーネスト・瀬良野社長が突然現れるところは非常に斬新ですね。場所がどう見ても渋谷のハチ公前ですね。ワイドショーというか「朝まで生テレビ」みたいなテレビ番組で笑い男の正体についてコメンティターが話しているいるところも妙なリアリティがあります。男のコメンティターが話していることが実は「笑い男事件」の核心だったりします。 「模倣者は踊る」では警察の思惑とは別に笑い男の模倣者が大量に現れて警視総監の命を狙うことになります。交番に警視総監の暗殺が行われる会場は何所かと尋ねてくる老人が笑い男のロゴの格好をしているところが笑えます。この騒動のさなかナナオ・Aは何者かに暗殺されてしまいます。そして警察内部でのインターセプターの不正使用問題や笑い男についてうやむやになってしまいます。警察の狙いは多少の誤算はあったものの達成されたと言えます。 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 3
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 3