ぶら~りネット探訪

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「日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち」を読んだ

快楽亭ブラックの「日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち」を読んでみました。 この本は1991年2月から1998年12月までの快楽亭ブラックの映画日記のようなものになっています。本のタイトルにあるようにこの本で取り上げている映画のほとんどは日本映画です。洋画は登場人物の顔の区別がつかなかったり、ハーフなのに英語分からず、そこからくるコンプレックスがあるためにほとんど見てないそうですが、何本かは取り上げられています。 快楽亭ブラックは1本でも映画を見るため落語家になったとこの本で語っているように、とにかく映画を見まくっていいます。1年に365本以上見て、それを10年以上続けそうです。見ている映画は封切りの邦画はもちろんですが、戦後に作られた映画は全て見たいそうで、名画座を回り古い日本映画もかなり見ていて、この本でのそういった古い邦画の割合もかなり高くなっています。そしてピンク映画、ホモ映画も見ています。特撮映画も見ていますが、アニメに関しては「ドラえもん」しか触れられていません。 「北京原人 Who are you?」も「幻の湖」も「シベ超」も取り上げているのが素晴らしいですね。しかし、「シベ超」に関してはマジメにツッコミを入れているのがちょっと野暮ですな。「幻の湖」のストーリーも全部書いてありました。「幻の湖」は一度見てみたいですね。一時は「幻の映画」と言われていたのですがDVDになっていますね。最近も事件を起こしていた渡辺文樹監督の「ザザンボ」も見ているところも凄いですね。 タランティーノが脚本を書いた「トゥルー・ロマンス」についてはタランティーノのオタク的な資質に気が付いていたところはさすがですね。「ハンテッド」という名古屋を舞台にしたクリストファー・ランバート原田芳雄出演の「キル・ビル」みたいなハリウッド映画も非常にきになりました。これも機会があったら見てみたいですね。 ちなみに弟弟子の立川志らく監督作品「異常暮色」については「シベ超」を超える駄作と書いています。 日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち
日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち