ぶら~りネット探訪

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「続・人間コク宝」を読んだ

吉田豪のインタビュー集「続・人間コク宝」を読んでみました。 この本に登場するのは以下のみなさんです。 楳図かずお/松浪健四郎/佐藤忠志(金ピカ先生)/せんだみつお/河相我聞/塩田丸男/東郷健/目黒祐樹/高木淳也/ダン池田/ポール牧/嵐(横浜銀蝿)/松野大介/愛川欽也/マイク眞木/加納典明/橋幸夫/角川春樹 全く統一感がない人選ですね。漫画家、塾講師、俳優、タレント、作家、評論家、政治家、写真家などなど、さまざまなジャンルの人のインタビューが収められています。無理矢理この人たちをまとめると゜「昭和の匂い」のする人たちという感じがします。この人たちの全盛期はほとんど昭和で、平成に入ってさらに勢いを増した人は正直ほとんどいません。ダン池田ポール牧は故人となっていますしね。 ダン池田のインタビューはやはり面白いですね。暴露本「芸能界本日モ反省ノ色ナシ」はほとんどフジテレビの疋田プロデューサーに対する恨みから書かれた本というのがいいですね。女性アイドルに対しては可愛ければ許されると言っているところがもっといいですね。偶然なのですがダン池田の後がポール牧になっています。ポール牧のインタビューも基本的に面白いのですが、真面目さというか繊細さやプライドの高さみたいなものが見え隠れしています。マイク眞木のインタビューではポール牧の自殺について「芸能界は浮き沈みがあって当たり前、仕事がなければ自給自足すればいい」と語っています。マイク眞木のマイペースぶりも凄いものがあります。 角川春樹のインタビューと角川春樹Kei-Teeとの対談も凄いですね。角川春樹は刑務所に入っても変わっていません。祈りで地震を止めたとかチャネリングの話とかまだしてます。角川春樹Kei-Teeとの対談では2人でこの手の話をしています。やはり親子ですね。妙なところで納得させられました。角川春樹地震を止めるよりも自分がプロデュースした映画をヒットさせることにもっと力を注いだ方がいいんじゃないかと思います。「蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜」も「椿三十郎」も派手にコケちゃいましたね 東郷健塩田丸男といった人たちインタビューも味わい深いですね。特に塩田丸男に関しては下ネタ関係の話が意外でした。目黒祐樹のインタビューでは実写版「ルパン三世」の話もでてきいます。一番以外な感じの橋幸夫のインタビューも面白いのですが、リバスター音産の話と「盆ダンス」について吉田豪がもう少し突っ込んでほしかったですね。 続・人間コク宝
続・人間コク宝