ぶら~りネット探訪

音楽、競馬、映画などについて非常にテキトーにダラダラと綴っていくブログでございますですよ。

阿曽山大噴火の「被告人、前へ。―法廷で初めて話せることもある」を読んだ

阿曽山大噴火の「被告人、前へ。―法廷で初めて話せることもある」を読んでみました。 以前からここでも阿曽山大噴火については何回か取り上げてきましたがずっと"阿蘇山大噴火"と書いていましたが"阿曽山大噴火"の誤りでした。お詫びして訂正いたします。 この「被告人、前へ。」は.nikkansports.comに連載中の「裁判Showに行こう」をまとめた本になっています。事件のカテゴリー別に「盗み」、「覚せい剤」、「性癖」など9つの章にわかれています。 覚せい剤の章では元ドリカムの西川隆宏大麻ではエスパー清田、カリスマシェフの山田宏巳が登場したり、ニセ有栖川事件がとりあげられていたり、前回の「裁判大噴火」に比べると有名な事件や被告人が有名人だったりする裁判が多めです。 監禁王子の裁判も取り上げられています。事件や被告人も異常ですが裁判も異常です。裁判は異常と言っても笑えるような異常さになっています。裁判の中で取り調べの様子が語られる部分があるのですが、被告人が調書にサインするときに「織姫部 白い王子・小林華澄」と署名していたというのが非常に笑えました。 同じようにちよっと懐かしい事件としては「のまネコ騒動」のときにavexに対して脅迫を行った事件がありましたが、この裁判は事件の内容そのものよりも裁判官の被告に対する接し方が非常に感動的でちよっとドラマチックな内容になっていてグッときます。阿蘇山のまとめ方も良かった思います。 このブログでも取り上げましたがスナックでビートルズビリー・ジョエルの曲を演奏して客に聞かせていたのにJASRAC著作権料を払わなかったために逮捕、起訴されてしまったスナックの経営者の裁判も取り上げられていました。 最後の章は殺人になっていて、正直この章は全体的にみると浮いた感じがします。、最後の裁判の話はなんだかちよっと感動的な感じで読んでいたら最後にどうでもいいようなどんでん返しがあり非常に後味の悪い気分になりました。 検察側の求刑で終わっていることが多いので判決まで書いてあるとモア・ベターかなと思いす。奥付の著者の紹介で自称「インディーズ司法記者」と書かれてますが、大川総裁の「日本インディーズ候補列伝」を思い出しました。 被告人、前へ。―法廷で初めて話せることもある
被告人、前へ。―法廷で初めて話せることもある