日刊スポーツによりますと、静岡県警富士署は19日、漫画喫茶に１９日間こもって無銭飲食を繰り返したとして詐欺の現行犯で、高松市出身の住所不定、無職羽川和洋容疑者(29)を逮捕したそうな。
調べでは、羽川容疑者は1日午後9時ごろから19日午後1時ごろにかけ、同県富士市の漫画喫茶に寝泊まりしながらカレーやビールなどを注文し、利用料金を含む計14万7000円を支払わなかった疑い。逮捕時の所持金は178円だったそうな。
なんとなく年の瀬も近くなってきたことを実感させられるニュースですね。もう少しすると物騒な事件もふえてくるのでしょう。
しかし、19日間も漫画喫茶に居続ける方もどうかしてますが、19日間も黙っている店もどうかしてますね。19日間も無銭飲食を続けるなら、漫画喫茶じゃなくてもっといい店にしとけばよかったのに。船場吉兆とか不二家とか。
落語の「居残り左平次」という噺を思い出しました。「居残り」でも翌朝には若い衆が勘定を取りに来るのにこの漫画喫茶は19日間たってやっと不審に思ったというのだから笑えます。静岡にも「ネットカフェ難民」はいるのかな。
旅館やホテルでも19日間を一人で過ごすのはかなり辛いと思うのですが、漫画喫茶で19日間も過ごしたこの容疑者もかなり辛抱強い気がします。この容疑者は９月末に静岡県内の人材派遣会社を解雇されて行くところがなかったみたいですね。静岡と言えば樹海が近いのに樹海には向かわず漫画喫茶に迷い込み引き返せなくなったのでしょうか。
