ぶら~りネット探訪

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「真・女立喰師列伝」を見た

映画「真・女立喰師列伝」を見ました。 この映画は去年公開された押井守の「立喰師列伝」の続編というかスピンオフという形になっていますが、前作を見なくても楽しめる(?)作品になっています。 前作は押井守が全て撮っていましたが、今回は6話からなるオムニバス形式になっていて、押井守は1本目と6本目を撮っていて、その他は若手の監督が撮っています。タイトルどおり主人公は全て女性で基本的に全て実写になっています。製作がジェネオンProduction I.Gは絡んでいません。 押井守の監督した「金魚姫 鼈甲飴の有理」は偽ドキュメンタリーとしては割とよくできていたと思います。ひし美ゆり子もきれいに撮れていました。吉祥寺怪人もいい雰囲気を醸し出しています。またしてもジブリ鈴木敏夫プロデューサーが出演してました。 「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」はこの映画の中で一番面白くありませんでした。西部劇でアクションも多いのですが予算の少なさがはっきりとわかる作りになっているのがなんとも辛いのと役者の西部劇のパロディーのつもりのような演技が空回りしている感じかします。ヒロインは水野美紀 でした。 「Dandelion 学食のマブ」は低予算でも脚本と演出させしっかりできていれば映画として見れるという見本のように感じました。神山店長を演じていたのはこの映画の監督・脚本の神山健治 です。この人は「攻殻機動隊」のテレビシリーズの監督をやっていた人です。サスペンスと過ぎ去ってしまった青春の切なさが上手いこと融合されていたと思います。ヒロインは安藤麻吹という人でした。 「草間のささやき 氷苺の玖実」は幻想的で官能的なのですが、ちょっと格調高いアート的な感じがしてよくできているのですが私の趣味ではありませんでした。あのトウモロコシ畑はどうやって撮ったんでしょうか?ヒロインは藤田陽子という人でした。 「歌謡の天使 クレープのマミ」は見ていた時は普通に楽しめたのですが、後で考えると小倉優子や製作者側に一杯食わされたような不思議な感じがしました。 アイドルである小倉優子がクレープを食べながら「アイドル陰謀論」みたいな話をしたり、おニャン子クラブのパロディを演じたりするのが妙な面白さがありました。極めつけは「アイドルはバカを演じている」と小倉優子に言わせるところがいいですね。 「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」はなんだかオマケのような作品ですね。登場人物は佐伯日菜子だけで後はCGであっという間終わってしまった感じでした。 前作の失敗がいい形で今回は活かれている感じがしました。前作も「金魚姫 鼈甲飴の有理」と「歌謡の天使 クレープのマミ」の手法でで撮ればもうちょっと見られる作品になったような気がします。 真・女立喰師列伝 公式解説書
真・女立喰師列伝 公式解説書