ぶら~りネット探訪

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「激突!大槻ケンヂ対美女軍団」を読んだ

「激突!大槻ケンヂ対美女軍団」を読んでみました。 この本は雑誌「映画秘宝」に連載されていた大槻ケンヂと女優というかアイドルの対談をまとめものです。釈由美子から石原真理子まで総勢21人の女優が登場し、彼女たちが主演した映画についての話題をメインに大槻ケンヂと語りあっているわけですが、連載されていた雑誌が「映画秘宝」というせいか彼女たちの出演している映画がB級というかタイトルも初めて聞くものばかりでした。私がこの本に登場する女優が出演している映画で見たことがあるのは栗山千明の「キル・ビル」だけでした。釈由美子はリメイク版に出ていましたがオリジナルの「修羅雪姫」は「キル・ビル」の元ネタと言われていますね。見たことありませんが。渋谷飛鳥は「デビルマン」と「渡鬼」に出ていたというのも面白いですね。 大槻ケンヂのカルトでオタクな映画の話題にはほとんどの女優はついて行けてませんが、やはり中川翔子小明だけは大槻ケンヂのカルトな話題にある程度はついて来れるというのは予想はできていましたが、予想以上に楽しめました。小明の最近見た映画がショーケン版の「八つ墓村」と言うのは狙っているかもしれませんが笑えました。にっかつロマンポルノの台本をヤフオクで落としたり、寺山修二の「田園に死す」が好きだという小明に、大槻ケンヂは「君は杉作J太郎さんみたいな姿で生まれてきた方が良かったよ!」と言っているのにも大笑いです。クンフー好きの中川翔子に「クンフーやアクション映画はやらないんですか?」と言う質問に対する中川翔子の答えが「体育1なんですよ(笑)」という答えも良かったです。 違う意味で強烈なのはやはり石原真理子ですね。80年代は芸能事務所が霊能者を雇って、その霊能者がライバルのタレントや俳優に念を送って、ライバルを蹴落とそうとしていた話が最高ですね。この話は「ふぞろいの秘密」にも載っているらしく吉田豪もネタにいました。大槻ケンヂはこの電波な話を「幻魔大戦」や「帝都物語」みたいと表現しているのも笑えますが、お金をかけて売り出したのに芽が出なかったタレントは念を送られていたせいではないかと話す石原真理子にセイント・フォーと少女隊は念を送られていたためと納得するところがいいですね。 激突!大槻ケンヂ対美女軍団
激突!大槻ケンヂ対美女軍団