ぶら~りネット探訪

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「日本インディーズ候補列伝」を読む

今日は参議院選挙の投票日ということなので選挙にまつわる本をご紹介いたします。 大川興行総裁である大川豊が書いた「日本インディーズ候補列伝」はいわゆる泡沫候補の姿を追ったノンフィクションです。とは言っても大川総裁の本なので硬い本ではありません。 帯には宮崎県知事の東国原英夫氏の「結局、泡沫候補が政治を変える」とい言葉が添えられています。表紙はインディーズ候補の実際の選挙ポスターでできています。この表紙だけでもけっこう楽しめます。東国原宮崎県知事もそうですが田中康夫長野県知事も元々は泡沫候補インディーズ候補だったんですね。選挙に勝ってしまうとイメージがガラッと変わってしまいますね。 大川総裁は以前に「誰が新井将敬を殺したか」という政治をネタにした本を出しており、この本でもすでに山口節生先生、三井理峯先生などを取り上げていて「日本インディーズ候補列伝」は「誰が新井将敬を殺したか」のある意味、続編みたいな関係になっています。 山口節生先生は今年の都知事選には立候補してましたが、今回の参議院選には残念ながら立候補されてませんね。やはり自由連合徳田虎雄が倒れていしまったのが影響しているのでしょう。 この本にはDVDが付いていて、この本で取り上げているインディーズ候補政見放送や街頭演説の模様が収められていますが、やはり山口節生先生の大宮ソニックシティーで行われた演説会の映像が素晴らしいですね。純粋に演説をきいているのが大川総裁ただ一人といのは圧巻です。 インディーズ候補の人たちは強烈なキャラクターや滅茶苦茶な政策が非常に面白く、電波系な人たちも少なくないようなのですが、大川総裁インディーズ候補に向けられる視線が単純に奇特なものを面白がるだけでなく、愛が感じられるところがこの本の魅力になっています。 供託金が300万円になってこういったインディーズ候補が少なくなっているのが非常に残念ですね。今回の参議院選も比例で候補を立てるミニ政党が少なくなってしまっていますね。参議院選比例代表の制度が導入されてしばらくはミニ政党がたくさん出てきていたのですが、なんだか寂しいですね。東郷健の雑民党とかUFO党とかスポーツ平和党とか、とにかくよくわからないけどいっぱい政党が選挙のときだけ出現するような時代がなつかしいですね。 日本インディーズ候補列伝(DVD付)
日本インディーズ候補列伝(DVD付)