「風街クロニクル」を聞く

「風街クロニクル~another side of happy end~ 」を聞いてみました。 このアルバムは「はっぴいえんど」解散後の松本隆の作詞、細野晴臣、大瀧詠一、鈴木茂の作曲の作品を集めたコンピレーション盤です。2004年のリリース。 発売元がソニーなのでかなり偏りのある選曲になっていて、大瀧詠一関連の作品は「ロングバケーション」や「イーチタイム」や「ナイアガラトライアングルVol.2」などからのものが入っていて、数合わせと言う感じが否めません。 CHEMISTRYの「恋するカレン」、PIZZICATO FIVEの「指切り」chappieの「七夕の夜、君に逢いたい」あたりが面白いですね。 CHEMISTRYの「恋するカレン」はWOWWOのCMでかかっていた記憶があります。出来としてはR&B風といかヒップ・ホップ風な感じが現代的な感じでいいと思いますが、オリジナルと聞き比べるオリジナルの重厚なアレンジと対照的で面白いですね。 PIZZICATO FIVEの「指切り」はボーカルが田島貴男時代のものです。この曲はシュガーベイブもカバーしています。「SONGS」の再発盤にデモバージョンが入っていたと記憶してます。 最近は「硫黄島からの手紙」やデビット・リンチの最新作の「「インランド・エンパイア」に出演している裕木奈江の「青空挽歌」(作曲は細野さん)や元キャンデーズの藤村美樹の「夢・恋・人」(これも細野さん)、松本伊代の「月下美人」といったところも嬉しいところですね。「月下美人」はＮＨＫ-FMで松本た隆がやっていた作詞講座で作った曲だったと思います。 「夢・恋・人」とYMOの「過激な淑女」と中森明菜の「禁区」はアレンジ似てますね。作ってる人が同じなのでそうなるは仕方がないのですが、面白いですねちなみに「禁区」の作詞は売野雅勇だそうです。 松本隆/細野晴臣のコンビの曲は他には松田聖子、山下久美子やイモ欽トリオの「ハイスクール ララバイ」や安田成美の「風の谷のナウシカ」が入っていますが、残念ながらスターボーの「ハートブレイク太陽族」は入っていません。 風街クロニクル~another side of happy end~