ぶら~りネット探訪

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「太陽の季節」の文学碑に落書き

毎日新聞によりますと、神奈川県逗子市にある石原慎太郎東京都知事(74)の芥川賞受賞作「太陽の季節」の文学碑に、落書きが相次いでいる。全国から4000万円のカンパを集めて昨年11月に完成したばかりで、関係者の間に憤りが広がっているそうな。 私は「太陽の季節」は小説も映画もテレビドラマも見たことがありません。石原慎太郎もあまり好きではありません。この文学碑があるのが逗子海岸東浜だそうで、ここについても私は知りませんが写真を見る限りいかにも落書きの標的になりそうな文学碑ですね。台座のコンクリートの部分しか落書きされていないのは不幸中の幸いか。「太陽の季節」という小説が50年代の無軌道な若者の姿を描いた小説で、その文学碑が現代の無軌道な若者に落書きされてしまうのはちょっとつまらない皮肉ですね。 この文学碑を建てるためにカンパを呼び掛けた首都大学東京の高橋宏理事長は
「石原は戦後世代のチャンピオン。碑は青春の記念碑だ。落書きはけしからん話で残念」
と心を痛めるそうですが、戦後世代のチャンピオンという言い方が時代を感じさせて泣かせますね。「太陽の季節」という小説が純粋に文学作品として後世に読み継がれるていく可能性は低いと思いますが、石原慎太郎裕次郎兄弟と1950年代の芸能史、風俗史とセットで語り継がれる可能性は高いと思います。そう言えば21世紀の裕次郎は「渡鬼」にでてますなぁ。