ぶら~りネット探訪

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「最後のY談」を読んだ

中村うさぎ岩井志麻子森奈津子の対談、鼎談「最後のY談」を読みました。この本は2003年に出版された本です。 タイトルどおり、しょうもない猥談が満載の本です。正直、あまり面白くありませんでした。適当にに対談、鼎談したものをそのまま本にしてしまった感じで、なんの捻りも感じられませんでした。ちなみに私はこの本を図書館で借りて読んだので金銭的な損失はありませでした。 岩井志麻子森奈津子の話はそれなりに面白いのですが、中村うさぎの話が詰まらないと言うかイライラしてきます。猥談と言うテーマで話しているはずなのに、いつもどおりの美少年や顔がキレイな人が好きという話がほとんどで、後は「山出しの女」の話で、話の引き出しの少なさがどうしても気になります。個人の趣味なので美少年が好きでも顔がキレイな人が好きなのはかまいませんが、その程度のことはその辺の女子高生でもOLでもしている話なので、わざわざ作家、センセイと呼ばれる人にしてもらう必要はない私は思います。 岩井志麻子の話は経験に基づく(ベトナムや韓国の愛人の話)からビガーパンツの話、週刊新潮の「黒い報告書」からの「国道沿いのモーテル」の話などバリエーションが豊富で面白く読めました。私が一番驚いたのはタンポンを入れているのを忘れて、事をしてしまって歌舞伎町の病院に駆け込んだと言う話です。岩井志麻子の話のどこまでが本当かは分かりませんが、中村うさぎとは違い芸というかプロフェッショナルなものを感じます。中村うさぎはただ自分の言いたいことを言っているだけに感じてしまいます。 最後のY談
最後のY談