辛酸なめ子の「ヨコモレ通信」を読んだ

辛酸なめ子の「ヨコモレ通信」を読んでみました。「ヨコモレ通信」は週刊文春に連載されているコラム「「ヨコモレ通信」を中心にまとめられた本です。 基本的には「ほとばしる副作用」のように色々な現場に辛酸なめ子が出かけて、潜入取材を行った話なのですが、タイトルの「ヨコモレ通信」どおり大手のメディアではあまり取り上げないような現場の話がメインとなっていますが、ヨン様の主演の映画「スキャンダル」にまつわる展示会や綿矢りさが芥川賞を受賞したときの授賞式などメジャーな現場の話などもけっこうあります。しかし、綿矢りさは今何をしているんでしょうか？ 意外なところではみうらじゅんがオーガナイズし、東京ドームで行われた「郷土愛(LOVE)」に行った話もあり、そこで出会った「ゆるキャラ」を「人災」と言ってしまう辛酸なめ子のセンスが素敵です。 全体的にセレブなショッピングスポットや何かを食べに行く話が多いような気がしました。雑誌「Number」の取材で行ったプロ野球の最下位のチームの試合を見に行く話もありましたが、前の辛酸なめ子の本でもプロ野球を見に行く話がありました。今度は他のスポーツの観戦に行ってもらいたいと思います。サッカーではちょっとありきたりなので、大相撲や格闘技などが面白いかと思います。また、公営ギャンブルの競馬、競輪、競艇なども面白いかと思います。 ヨコモレ通信