ぶら~りネット探訪

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『BIG ARTIST BEST COLLECTION - ザ・ドリフターズ』を聞いた

ザ・ドリフターズのベスト盤『BIG ARTIST BEST COLLECTION - ザ・ドリフターズ』を聞いてみました。 このCDを買ったのはかなり前のことで、志村けんさんの訃報をきっかけに改めて聞き直してみました。 『ヒゲのテーマ』の元ネタがテディ・ペンダーグラスの『Do Me』で志村さんがR&Bに造詣が深かったというのは結構、知られていますが、このCDに収録されている志村さんが加入する前のドリフの曲にももファンキーでグルーヴィーなものがあります。このことを教えてくれたのはバンドをやっていた友達で彼は『ヒゲのテーマ』のシングル盤も持っていました。 『ドリフのバイのバイのバイ』はギターのカッティングの切れ味が素晴らしく、しかもギターは2本はいっています。メインボーカルは加藤茶なんですが、イントロや間奏で入る「ドゥ・ザ・ハッスル」、「ゲロッパ」、『ダイナマイト』といったいかりや長介ジェームス・ブラウンばりのシャウトも強烈です。アレンジャーは森岡賢一郎という歌謡曲の作曲家、アレンジャーで『君といつまでも』、『ブルー・シャトウ』といった曲のアレンジをしています。 『のってる音頭』のいかりや長介の「やっぱりはずれたよ」というダミ声も強烈なインパクトがありましす。はずれたのは馬券のことです。ちなみに1981年に仲本と志村さんはノミ行為で書類送検されています。当時、子供だったので「ノミ行為」の意味が分かりませんでした。 『ドリフの英語塾』はクラビネットモーグ・シンセが印象的なアレンジです。クラビネットはゲコゲコ鳴っています。作曲とアレンジは『宇宙戦艦ヤマト』やJRAの関西地区のファンファーレでお馴染みの宮川泰。ちなみに作詞は森雪之丞でベタな英語の駄洒落も素敵です。 『チョットだけよ!全員集合』は『8時だョ!全員集合』のオープニングテーマに「チョットだけよ」などの加藤茶のネタが挟まるという構成。この曲はベースがとてもよく動くいてびっくり。民謡のソーラン節をファンキーなバックトラックで歌うと発想は凄いですね。テレビで何回も聞いていたものとは全く違うものに聞こえます。『8時だョ!全員集合』はバンドによる生演奏でしたが、子供だったたのでバンドの演奏には全く注目していませんでした。この曲のアレンジは「たかしまあきひこ」で、『ヒゲのテーマ』、『東村山音頭』、『ゴー・ウエスト』のアレンジもやっています。 『ゴー・ウエスト』のアレンジはタイトルにかけてカントリー&ウエスタン風になっています。『飛べ!孫悟空』を見ているときはそんなことは全く分かりませんでした。改めて聞くと馬役のすわ親治の笑い声が耳に残ります。エンディング近くで入るギターも良いですね 『東村山音頭』のMCの後に流れるゴージャスなストリングスが印象的な曲はなんだかバリー・ホワイトみたいですね。『ドリフのズンドコ節』のグルグル回るようなベースと間奏で入るスキャットが印象的です。 志村けんさんのご冥福をお祈りします。 ドリフターズ/BIG ARTIST BEST COLLECTION - ザ・ドリフターズ
ドリフターズ/BIG ARTIST BEST COLLECTION - ザ・ドリフターズ